飲んだワイン ドメーヌ・デ・テンゲイジ/甲州ドゥ・ラパン2022 7点

女性オーナーの天花寺(てんげいじ)弓子さんが率いるワイナリー。
三重県に城や地名で残っている天花寺ですが、結構珍しい苗字ですね。
飲みやすい甲州。
|
ワインデータ
ワイン名:Deux lapins.
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:Dom. des Tengeijis (ドメーヌ・デ・テンゲイジ)
品種:Koshu (甲州)
スタイル:White Wine
ワイナリー
初めて山梨を訪れた2010年。
一面に広がる美しいブドウ畑を見て、心の底から感動したのを覚えています。
あるワイナリーを訪問していた時のこと。
地元のおばあちゃんが「いつものワインね。」と一升瓶ワインを湯呑みで飲んでいる姿を目にし、「ここは小さなフランスだ!」と心が踊りました。
そういえば、山梨の形ってフランスに似ていませんか?!
ここ山梨で世界に通用するほんまもんのワインを作ろう。
その想いを片手にいくつもの山を乗り越え、2017年秋、山梨県北杜市明野町にワイナリー「ドメーヌ・デ・テンゲイジ」をオープンしました。
このワインは
ドゥ・ラパンは、「2匹の姉妹うさぎ」を表しており、私達が飼っている家族です。
私たちが大切にしているのは、「生命」「自然」です。
ぶどうもワインも自然の一部で循環しています。
農場に集まる小さな生き物たちも私たちのワイン作りを手伝ってくれる大切な存在。
その自然の力を借りながら、またその力が自然に還っていくように、自然環境に配慮したサステナブルなワインづくりに取り組んでいます。
テイスティング
このワインは、まずその色に魅了されます。
薄いレモン色がグラスに広がり、透明感と輝きが感じられます。
この色合いが、すでにそのフレッシュで軽やかな印象を予感させます。
香りは、非常にエレガントで華やかです。
オレンジ系の柑橘類が最初に顔を出し、続いて黄桃やあんずのような優雅なフルーティーな香りが広がります。
パッションフルーツのようなトロピカルな香りも感じられ、香りだけで十分にその豊かさを感じることができます。
これらの香りが絶妙に重なり合い、繊細でありながらも存在感のある印象を与えます。
味わいは非常に調和が取れており、果実味がしっかりと感じられます。
穏やかな酸味と水あめのような優しい甘さが、心地よく口の中に広がります。
そのバランスの取れた味わいは、どこか温かみを感じさせ、全体的に豊かな旨みを提供します。
また、しっかりとしたボディがありながらも、軽やかな余韻が残り、飲み終わった後にも心地よい満足感を感じさせてくれます。
飲んだ日:2024-11-01
飲んだ場所:オアシス
価格:3,200円