初めて飲んだワイナリー。

ボトルがすりガラスなのが特徴。
青々さが結構強くて苦手な部類でした。

 

ワインデータ

ワイン名:Chardonnay
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:Mount Wine 敷島ワイナリー (敷島醸造株式会社)
品種:Chardonnay (シャルドネ)
スタイル:White Wine

ワイナリー

当ワイナリー一番のこだわりは全て自社農場で取れた葡萄を使用しているということ。
ワインづくりは葡萄づくりから始まるという想いは創業当初から一貫し、純粋な日本ワインを作り続けています。
そのため、輸入ワインのブレンドや契約農家からの仕入れは行っておりません。
また、極力自然に近い形で安全・安心に皆様にお届けするため、除草剤不使用・減農薬にこだわった自然農法で葡萄を育てています。

山梨県茅ヶ岳南麓、近くには景勝地で名高い昇仙峡が立地する、風光明媚な谷と丘が混在する地に当ワイナリーはあります。
農場は、日当たりに恵まれた南東向きの傾斜地に存在します。
急斜面に拓かれた丘陵地の農場は”菩提農場”とも呼ばれ、広さ約10haを有し、最低点が550m、最高到達点は640mと標高が高く、風通しがよく水はけがよいことに加え、昼夜の寒暖差が大きいこと、また日照時間も長く比較的降水量が少ない等、ブドウ栽培に適した環境条件を整えています。
また、土壌は若干の粘土質であり、砂利や砂と比べ糖度が高い葡萄が作られることも特徴です。

当ワイナリーは小規模ワイナリーでは珍しく、甲州や巨峰、デラウェアなどの棚式栽培品種とプティ・ヴェルドやソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネなど垣根式栽培の欧州品種など他にも合わせて計14種の葡萄を栽培しています。
この栽培品種数は県内ワイナリーの中では屈指の数を誇ります。
これら栽培品種から、30種近くの銘柄を製造しています。
1銘柄当たりの生産量は決して多くありませんが、大規模ワイナリーでは真似できない、機械に頼らない手間暇をかけた栽培・醸造だからこそ可能としています。

創業は昭和60年。
しかし、農家としての歴史は古く、江戸時代にさかのぼります。
古くは、林業を併せて営み、江戸城築城時には当地の木材が使用されたとも語り継がれております。
明治の中頃から暫くは、生糸生産ブームにより養蚕用クワ栽培が中心となり家業で養蚕も行いましたが、約60年前にブドウ栽培に特化しました。
ブドウ生産農家と醸造が分離するワイン作りが多くを占める中で、いち早くブドウ果実の重要性に着目し、30年以上も前に自ら酒造免許を取得、当時では珍しいワイン醸造を行う農家となりました。
戦後に始めたブドウ農家のノウハウを基に、現在は日本でも歴史のある甲州をはじめ、シャルドネやメルローといった欧州系まで14種の葡萄を栽培し、醸造まで全て自社で一貫して行う農家出ワイナリーとして、自社で栽培したブドウのみを使ったワイン作りにこだわり現在に至っています。
おかげさまで今までに数多くの評価を頂いております。

当ワイナリーが位置する地域「亀沢」は、亀沢川の谷間を南北に通る敷島竜王線沿いの集落に位置します。
甲府市から北西約9キロ、甲府駅のとなり竜王駅から5キロの茅ヶ岳山麓の谷と丘に囲まれたこの地は綺麗な沢や美しい棚田、葡萄畑が広がり、上流には景勝地で有名な昇仙峡も存在し、風光明媚な立地です。
亀沢の地名は、地元の氏神様である船形神社の境内に、大きい石が祭られているのですが、この大石が由来となっています。
この大石の上には小さな石が乗っていて、その形が亀の頭や首に見えるため、地元では「亀石」と呼ばれ親しまれています。
小さな田舎町ではありますが、豊かな自然に恵まれた亀沢の高台にある当ワイナリーの農場からは、眼下に広がる葡萄畑と正面には富士山の絶景が広がります。
この豊かな自然と環境こそが亀沢の魅力となっています。

このワインは

シャルドネ種の特徴をいかんなく発揮させた辛口白ワインの代表作!
山梨県甲府盆地の北西部、甲斐市の標高600mの自家農場で栽培したシャルドネ種を用いて、ゆるやかに圧搾したフリーラン果汁を使用しました。
シャルドネ特有のフルーティーな香りとまろやかな酸が特徴の辛口ワインです。

テイスティング

色は輝きがあり透き通るようなライトイエローが特徴で、ディスクは薄く繊細で軽やかさを感じさせます。
この鮮やかな色合いから、爽やかでフレッシュな印象が漂い、期待感が高まります。
香りはとても開放的で、初めにグラスから広がるのは青草や茎のニュアンスです。
さらに、フルーティーでありながらも大地の息吹を感じさせるようなハーブや塩気のあるミネラルの香りが豊かに混じり合っています。
味わいは、初めにまろやかで生き生きとした酸味が口の中に広がり、続いて柑橘系のややビターな余韻が感じられます。
ドライでありながらも、フルーティーでスムースな飲み口が印象的で、全体のバランスがとても良く、さっぱりとしながらも満足感のある味わいです。
アルコールのボディも中程度で、程よい滑らかさが感じられます。
最後の余韻には柔らかなミネラルと塩味が心地よく続き、エレガントな後味が長く残ります。

飲んだ日:2024-10-04
飲んだ場所:オアシス
価格:2,400円

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