三養醸造は小さいですが、結構熱烈なファンがいるワイナリー。
幻想的な猫のイラストが印象的。
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ワインデータ
ワイン名:Orange Koshu anna
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:三養醸造
品種:Koshu (甲州)
スタイル:Sparkling Wine(White)
ワイナリー
昭和8年ごろに初代社長の山田八十八が創業しました。
三養醸造の名前の由来は宋代の有名な詩人
蘇東坡の漢詩 三養訓から
安分以養神
寛胃以養気
省費以養財
「美味しい葡萄酒を飲んで楽しく生きよう」という意味です。
創業以来ずーっと日本の葡萄だけを使い、日本ワインを作り続けてきた「純国産ワイナリー」です。
南東南に傾斜した牧丘町の畑は太陽が良く当たります。
山梨市牧丘町にある畑の面積は8反強(およそ8800㎡ )。
1980年シーズン以降は除草剤等の使用を完全に停止しました。
土壌の充実が美味しいブドウを育み、美味しいワインを作るでしょう。
この地域に根差したワイン専用欧州系ぶどう栽培の契約農家様を募集しています。
このワインは
山梨県産の甲州種を使用した「杏色」のオレンジワイン。
山梨県内の契約農家の甲州種を使用しています。
果皮由来の厚みのある飲み口が特徴です。
あまり冷やし過ぎずにお飲みいただくと、パイナップルやバナナのような香りや甘み、そして出汁や燻製のような旨みをより感じていただけると思います。
【飲み頃】2024年6月〜。1年程度の瓶熟成を経ると、更に魅力が増すかもしれません。
【anna】「オレンジ」よりも淡く儚い色のワインにふさわしい名前を探していた時に、「杏色(あんずいろ)」という日本の色を知りました。ネコユウコさんのデザインを見て、「anna、アンナ」へ決めました。ちょっと不思議な魅力のある女性のイメージです。
【ラベルデザインコメント】飲んだ後の、どっひゃー!な、ふわふわ、キラキラ、を表現しました。(ネコユウコ)
【醸造家の試み:色調と亜硫酸の関連性】甲州種を用いたオレンジワインを造り始めて日が浅いので、どういう造りが品種特性を表現するのに適正なのかを探っている。今回は瓶詰め前に亜硫酸を10ppm添加した。これまでの亜硫酸無添加オレンジ甲州の場合の色調の変化は、瓶詰めから3ヶ月ほどかけてピンク色になっていき、6ヶ月過ぎた辺りから黄色くなる。その後は安定した。今回は色調に関して何らかの変化があるかもしれない。ただし、極めて少量の亜硫酸添加なので関連性が発見出来ないかもしれない。
テイスティング
柔らかなオレンジのニュアンスを感じさせるゴールドの輝きが印象的です。
特に、その自然な透明感と、光を受けた際の瑞々しい輝きは、見るだけでもワクワクするような美しさです。
香りは柑橘系のフレッシュさが主体となり、爽やかなレモンやグレープフルーツの香りが最初に広がります。
続いて、トロピカルフルーツのエッセンスが顔を覗かせ、甘く豊かな香りがワインに奥行きを与えています。
温度が上がるにつれて、さらに複雑さが増し、出汁のような旨味のニュアンスが顔を出します。
この香りは、まさに時間とともに変化するワインの魅力を存分に感じさせ、飲み手に次第に深まるアロマの楽しさを提供します。
飲んだ日:2024-10-04
飲んだ場所:オアシス
価格:2,200円