初めて飲んだワイナリー。
北海道余市町登地区のソウマファ-ムで育てられたソ-ヴィニヨン・ブランを使用したワインは他のワイナリー醸造でもソーマニョンと呼ばれているそうです。
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ワインデータ
ワイン名:Soumagnon
生産地:Japan > Hokkaido
生産者:山田堂 Yamada-Dō
品種:Sauvignon Blanc (ソーヴィニヨン・ブラン)
スタイル:White Wine
ワイナリー
山田堂
山田堂は、北海道余市町登町の真ん中に位置する小さなワイナリーです。
2021年春、離農される農家さんから2.3haの畑を受け継ぎ、畑の側にある納屋をワイナリーへ改修。同年9月果実酒製造免許を取得し、ワイナリーとしてスタートしました。
目指すもの
山田堂のコンセプトは、日常に楽しんで頂けるテーブルワインを造ることです。
食事の邪魔をしないが、個性的で、日々の食卓が華やかになる…そんなワイン造りを目指しております。
山田堂という名前の由来
自分にとってワイナリーは、ただワインを造る場所でなく、ワインを通じて、地域の人、ワインを造るブドウ栽培農家(=ヴィニュロン)、料理家、芸術家.. いろんな業種の人が集まってディスカッションする場所。
ワインに精通する人もそうでない人も、色んな人が関わる場所になることを願い「堂」をつけました。
曽我貴彦氏のもとで農業とワイン造りを学びながら見ていたのはそういう世界の一端です。
それもひとえに師の思想と大きな懐に引き寄せられるからと言ってしまえば、それまでなのかもしれませんが、魅力的なワインには人を動かす力があると信じています。
ワイン
美味しいワインは、畑での努力の賜物だと思っています。
ワインはブドウを潰せばできますが、”美味しいワイン”は良いブドウからしかできません。
良いブドウが収穫できた時、現代の技術でも表現できない、素晴らしいワインになっていくと考えます。
造り手の感性と思想が詰まったものが、人を魅了し心を震わせることができるのです。
私は心が震えるようなワインに出会い、余市町に移住してきました。
山田堂が管理する畑にはピノ・ノワールとミュラー・トゥルガウが植えられます。
コンセプトは”高品質なテーブルワインを造ること”。
畑
2021年春から山田堂が管理する3つの区画
1.日当たりがよく肥沃でなだらかな東向きの斜面。2021年春、ピノ・ノワールと一部ツヴァイゲルトを垣根仕立てで植栽。
2.真西向きゆえ、夕方まで太陽の恩恵を受ける風通しの良い斜面。2022年春から棚仕立てのナイアガラを垣根仕立てのミュラートゥルガウへ改植中。
3.ワイナリーの周りにある石がら土壌の水捌けの良い平らな畑。垣根仕立てのミュラートゥルガウを植栽。
このワインは
ブドウ農家・相馬さんが育てたソーヴィニヨン・ブランを使用。
テイスティング
このワインは、明るく輝く美しい黄金色を帯びています。
わずかに濁りがありながらも、光に照らされると輝きを放つ様子が印象的で、自然な美しさを感じさせます。
まるでフレッシュな果実をそのまま閉じ込めたかのような瑞々しさが、見た目からも感じ取れます。
香りは非常に爽やかで、青リンゴを思わせるフレッシュな果実のアロマが広がります。
これに加え、ハーブや柑橘系のアクセントが絶妙なバランスを保ち、軽やかでありながらも奥行きのある複雑な香りを楽しむことができます。
特に、ソーヴィニヨン・ブラン特有の青さが際立っており、フレッシュな草木や土のような大地のニュアンスも含んでいます。
この香りの層が豊かさを感じさせ、ワイン全体に自然な風味を引き立てています。
口に含むと、まず微発泡の軽やかな泡が心地よく弾け、次にしっかりとした酸味が広がります。
この酸味は活き活きとしており、飲み口を非常に爽やかに保ちながらも、味わいに深みをもたらします。
甘さは控えめで、むしろ柑橘の繊細な果実味と、ほんのり感じるドライな印象が全体に優雅さを加えています。
また、ワインにはしっかりとした厚みと滑らかさがあり、濃密な口当たりが楽しめます。
自然のエッセンスをしっかり感じさせながらも、洗練されたバランスを保ち、口の中で広がる味わいが非常に調和しています。
飲んだ日:2024-10-04
飲んだ場所:オアシス
価格:不明