初めて飲んだワイナリー。

自然派感があるが、酸がさっぱりとした味わいを演出していてしっかり冷やして暑い日に飲みたくなる一本。

 

ワインデータ

ワイン名:Hikaru Farm Village Takayama reserve petillant
生産地:Japan > Nagano
生産者:ドメーヌ長谷 (合同会社Hikaru Farm)
品種:Chardonnay (シャルドネ)
スタイル:Sparkling Wine(White)

ワイナリー

ドメーヌ長谷(合同会社Hikaru Farm)は、2017年の9月に酒類製造免許の認可を受けた、家族経営の小さなワイナリーです。
長野県北部にある高山村の福井原地区の、北信五岳が見渡せる標高800mの素晴らしい風景の中に、約6haのぶどう畑他とワイナリーを構え、自家栽培自家醸造を中心としたワインづくりをおこなっています。

ヒカルファームでは、微生物も含めた福井原という素晴らしい全体環境に極力負荷をかけずに栽培することで自然環境とぶどうの共生を目指し、この風景のように心に響くワインになると信じています。
持続可能な農業としてのワインづくりを目指しています。

ドメーヌ長谷は、微生物を含めた自然環境の恩恵をセラーでも受けるため、ぶどう畑の中にワイナリーを構えています。
野生酵母による自然な発酵で醸造を行い、ぶどうの力を最大限発揮できるよう人の手を極力介さない、シンプルなワインつくりを心がけています。

福井原の環境に合うぶどう品種を探求しつづけています。
さまざまな品種をワインの出口を考えながら混植しています(フィールド・ブレンド)。また、ポテンシャルを発揮できる可能性が高い品種には数種類のクローンも導入しています。
複数品種とクローンの混植で、ワインの複雑な味わいを目指すだけでなく、多品種栽培による自然環境との共生も考えています。

このワインは

HIKARU FARMシリーズは、地元農家から仕入れたぶどうを使用して醸造したネゴシアン・ワインです。
2022年の高山村産のシャルドネとほんの少しの赤品種を自然発酵させ、フレンチオークの大樽(500ℓ)で9カ月間熟成しました。
その後、2023年産のシャルドネ・キュヴェを加え二次発酵させ瓶詰した微発泡ワインです。

シャープな酸が主体で、レモン、グレープフルーツ、ハチミツ、アンズ、ミネラルなどのニュアンスがあり、発酵由来の軽いガスがあります。
暑い季節にしっかり冷やして飲んで頂きたいカジュアルなワインです。

瓶詰時には最小限の酸化防止剤の使用のため、冷暗所での保存をお願いいたします。
召し上がって頂く前には冷蔵庫などで十分に冷やし、オリが沈殿してから、注意して開栓してください。

濁りがあり、発酵由来のオリと酒石を含んでおります。

テイスティング

濃いオレンジがかった黄金色が輝き、わずかな濁りを帯びています。
この美しい色調は、熟した果実を想起させ、視覚的にも飲む前の期待感を高めてくれます。
自然派ワイン特有のナチュラルな風合いが、ワインに温かみと個性を添えています。
香りは非常に豊かで、還元香の後に最初に広がるのはレモン、パイナップル、リンゴの新鮮な果実の香りです。
そこに加わるのは、ほんのりとした花の香りで、全体にエレガントなアクセントを加えています。
このフルーティーな香りが、ワインの爽やかさと生き生きとした個性を引き立てています。
また、自然派特有のニュアンスが感じられ、軽やかな酸が香りに豊かさを加えます。
一口飲むと、しっかりとした酸味が心地よく感じられます。
この酸味は生き生きとしており、飲むたびにフレッシュな印象を与えてくれます。
微炭酸が軽やかに口の中で弾け、まるですりおろしたリンゴを思わせる滑らかなテクスチャーが特徴です。
わずかなとろみがあり、これがワイン全体に丸みを与え、口当たりをさらに魅力的にしています。
開けた直後の還元香のニュアンスも時間が経つにつれてまろやかに馴染み、スムーズな飲み心地へと変化します。

飲んだ日:2024-09-03
飲んだ場所:オアシス
価格:2,100円

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