サントリー推し推しの登美の丘。

ドイツのリースリングの様な酸とのバランスが良い甘さとはまた違う果実味。
残念ながら好みではなかった。

 

ワインデータ

ワイン名:登美の丘 Riesling Italico
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:Suntory (サントリー)
品種:Riesling (リースリング)
スタイル:White Wine

ワイナリー

登美の丘ワイナリーの丘を登ると、そこには美しい景色が広がっています。雄大な富士山の姿と目の前に広がる甲府盆地。
その美しい景色から、登って美しい「登美の丘」と呼ばれていたのが、登美の丘ワイナリーの名前の由来です。
この土地でぶどうをつくり続けて100年余り。広大な自家ぶどう畑で、頑なに土からつくり上げ、ひとつひとつ丁寧に育てたぶどうが手摘みされ、ワインに醸され、瓶詰されるまで、一貫したワインづくりを行っています。
「登美の丘ならではの土地の個性を最大限引き出したい」つくり手の努力と情熱が、ここにしかないワインを生み出し続けています。

ワイン用ぶどうは、一般的に雨が少なく、日あたりのよい、一日の寒暖差が激しい気候を好みます。 登美の丘は、富士山や南アルプス・甲斐駒ケ岳、八ヶ岳など、まわりを高い山々に囲まれて、雨雲が来ることが少ないため、山梨でも雨の少ない土地に位置しています。
また、畑が南向き斜面に広がっているため、日あたりにも恵まれて、標高も高いため冷涼で、収穫期の昼夜の気温差が10℃以上になる日も多く、ぶどうの熟度も高まります。
登美の丘は、’ぶどうづくり’にとって理想的とも言える環境に立地しています。
その恵まれた環境の中でも、微妙な日照時間や標高差、地形、土壌など様々な条件を考慮して、最適な場所で最適なぶどう品種を育てるため、ぶどう畑を約50もの区画に分けて管理しています。
また、最近では日本固有のぶどう品種「甲州」の栽培強化にも取り組んでおり、従来の棚仕立てに加え、より凝縮感のあるぶどうを収穫するために垣根仕立ての栽培にも挑戦しています。

良いワインはよいぶどうがつくり、良いぶどうはよい樹がつくる。良い樹を育てるには、土壌を抜きにしては考えられません。
土を知らずして良いワインは望めないのです。
登美の丘は、もともと粘土とシルト(粒状が砂より小さく、粘土より大きい堆積土)と砂が適度に混ざった火山性の水はけのよい土壌。
栽培のつくり手は、さらなるぶどうの品質向上のため、長年にわたり改良を加え、水はけを考慮した排水を考えながら、徹底的に土を知る努力を続けています。
また、場内のぶどう畑では、主に11品種のぶどうを管理・栽培し、登美の丘の気候・風土のなかで、どの畑にどのような品種が適しているか、どう栽培したらいいかを常に考え、愛情を込めてぶどうの世話をしています。
さらに、自然の植物と共生しながらぶどうを栽培する“草生栽培”にも取り組んでいます。

「風土と寄り添いながら、品種を通して、この土地の特徴を表現していく」我々は、そんなワインづくりを目指しています。

主な栽培品種
<赤>カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、ブラック・クイーン、マスカット・ベーリーA、ビジュノワール
<白>シャルドネ、甲州、リースリング・イタリコ、リースリング・フォルテ

醸造に携わるつくり手は、年によって異なるぶどうの個性を見極め、それぞれに最適な醸造方法を見出します。
約50区画のぶどう畑から、ぶどうの個性を最大限引き出すために、可能な限り別々に醸造をおこないます。
醸造をおこなう際は、酸化を防ぐために、様々な手法で慎重に、かつ丁寧にぶどうを扱います。

そして豊富な経験に基づいたつくり手の、こまやかで愛情あふれる作業によって、1本1本、この土地の特徴を表現した、登美の丘ならではの味わいに仕上がっていくのです。

このワインは

ほどよい甘さで心地よく爽やかな味わいの日本ワイン。
登美の丘ワイナリーの白ワインの多くが辛口のなか、やや甘口のリースリング・イタリコは、味わいの多様性を楽しむことができるユニークな存在です。
香りは新鮮なリンゴ、柑橘、桃、メロンなどの華やかな果実香に加え、ほのかにマスカットのニュアンス。
味わいははつらつとした酸味とぶどう由来のやわらかい甘みがバランスよく調和。
爽やかな余韻が楽しめる白ワインです。
※気温や湿度など複雑な条件が整い貴腐化した際は、「登美ノーブルドール」として、濃厚でコクのある味わいの貴腐ワインになります。

テイスティング

輝きのある淡い黄金色が広がります。
透明感がありつつ、やや自然なニュアンスも感じられるため、視覚的にも魅力的な印象を与えます。
香りの層が豊かで、まず最初に広がるのはカモミールや黒糖の柔らかく芳醇な香りです。
そこにドライアプリコットや蜂蜜の甘美な香りが加わり、まるで果実のフルーツバスケットを彷彿とさせます。
さらに、爽やかな柑橘の香りもほのかに感じられ、全体的にフルーティーで豊かな香りが心地よく広がります。
口に含むと、優しい果実味が感じられます。
リースリングらしいライチや青リンゴのニュアンスは控えめですが、甘みがしっかりと感じられます。
特にドイツのリースリングとは一線を画す、独自の甘さと調和が印象的です。
柔らかい酸味が全体を引き締め、最後にフレッシュな果実感とともに穏やかな余韻が続きます。

個人的には甘さがグッと来なかった。

飲んだ日:2024-09-03
飲んだ場所:オアシス
価格:3,080円

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