味わいと香りのある甲州ワインを醸造している白百合醸造株式会社。

完成度が高く日本ワイン信者ならば飲んでおくべき作り手。

 

 

ワインデータ

ワイン名:L’Orient 甲州 Vigne de Nakagawa
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:L’Orient Wine (白百合醸造株式会社) (ロリアンワイン)
品種:Koshu (甲州)
スタイル:White Wine

ワイナリー

ロリアン(L’ORIENT)は「東洋」を意味するフランス語で、ヨーロッパに劣らぬ高水準のワインづくりを目指し名付けました。
ワインは「ローカル」であることの大切さをワインづくりの第一条件としています。
地元を大切にすることが、おいしいワインづくりの基本とし、私達は原料のぶどう栽培からワインづくりまで情熱を持って取り組んでいます。

ワインづくりとはシンプルだからこそ葡萄の良否が大切。 白百合醸造は、気候、地質ともに葡萄栽培に適した山梨県勝沼町に自社畑を持ち、常に一貫性のあるワインを追求しています。
50余年の伝統に培われた技術によって生まれるロリアンのワインを是非ご堪能ください。

昭和13年 初代 内田國太郎が近所の葡萄栽培農家と「白百合葡萄酒共同醸造組合」を始める
昭和17年 2代目 内田四郎が後を継ぐ
昭和27年 法人化「白百合醸造株式会社」となる
昭和48年 山梨市の自宅敷地に鉄骨2階建ての工場建設
昭和59年 山梨県で初めてピーチワインを開発・販売
昭和60年 本社工場を山梨市から勝沼町に移転、観光客が立ち寄れる工場にする
昭和61年 ロリアンワイン祭第一回開催
平成元年 発泡性ワイン(シャン・ピーチ)を開発・販売
平成5年 オーストリア、ハプスブルグ家の130年前のレンガを使ったワインセラーが完成
平成7年 現社長、3代目 内田多加夫が社長就任
平成8年 勝沼ガラス工房「がらす屋」オープン
平成10年 2代目 内田四郎が「業務に奨励し衆民の模範たるべき者」に授与される「黄綬褒章」を受章
平成16年 イタリアよりグラッパ蒸留機を入れ、生産・販売を開始
平成20年 創業70年を迎える

このワインは

フレッシュな柑橘と白い花を連想させる甘い香りに爽やかな酸と「甲州」特有の 心地よい苦みがワインに深みと味わいをもたらしています。

山梨県笛吹市一宮町末木の中川君春氏が育てた甲州をステンレスタンクにて醸造しました。

テイスティング

このワインは、微発泡が特徴的で、ほのかに黄色がかった透明色がグラスの中で美しく輝きます。
外観は非常にクリアで、光を反射するような輝きがあり、粘性は少なく、軽やかな印象を与えます。
このワインは、見た目からして清涼感があり、これからの爽やかな味わいを予感させる色合いです。
香りは非常に爽やかで、まず最初にグレープフルーツやライム、レモンといった柑橘系のフレッシュなアロマが広がります。
これに加えて、白い花の優雅な香りが漂い、全体的に非常に清涼感あふれる香りが特徴です。
柑橘系の香りは非常にピュアで、軽やかさとエレガンスを兼ね備えています。
味わいは、しっかりとした酸味がまず口の中に広がり、グレープフルーツやライムなどの柑橘系の果実味が感じられます。
酸味が鮮やかでありながらもバランスが良く、ミネラル感が豊富でキレのある味わいが特徴です。
軽快でドライな飲み口は、心地よいほろ苦さがアクセントとなり、スッキリとしたフィニッシュへと導きます。
後味には、柑橘系のフルーツと完熟した洋ナシの風味がほんのりと残り、余韻も非常に爽やかです。
全体的にバランスが非常に良く、果実味にコクと深みがありながらも、軽やかでリフレッシングな仕上がりとなっています。

飲んだ日:2024-08-08
飲んだ場所:池田屋
価格:2,300円

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