山梨に居ても中々出会わないワイナリーの一つで、2021年から自家醸造の「室伏ワイナリー」を名乗っています。

既に1,500mLのマグナムボトルを飲んではいるのですが、瓶の個体差が結構あるとの事なので今回は750mLのブテイユで飲んだものもレビューです。
個体差は自然派ワインの宿命か…

 

ワインデータ

ワイン名:Y21HR_DD
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:共栄堂
品種:Koshu (甲州)
スタイル:White Wine

ワイナリー

共栄堂という名前は、元四恩醸造の醸造責任者、小林剛士の実家が営む「よろず屋」の屋号。
「共に栄える」という文字に込められた理念は、ブドウ栽培・ワイン醸造をすることで、山梨の農業全体の下支えをしたいという小林の思いと通底しています。

共栄堂が企画したワインの商品名は記号や数字の配列で表記されておりますが、これは文字から得られる固定概念を一旦外して、自由にワインを楽しんでほしいという思いが込められています。
山梨市・甲州市の自社畑のほか、山梨にある6軒のブドウ生産者から造られています。

このワインは

レモンに桃、ライチのような香りもします。アカシヤやスミレのような花の香り、ナッツやちょっと厚めの木のような香りもします。
淡い炭酸に木質系の香りと若干ミルキーな味わいもあります。
余韻は若干の甘めとライムのような爽やかな酸が印象的です。

しっかりと冷やして、細めのグラス、発泡性の王道グラスでよいかと思います。

やや苦みの部分もあるので、白いお肉系が良いかと思います。
鶏もも肉をソテーしてピリ辛柚子胡椒を添えてはどうでしょうか?

醸しとジュース仕立ての甲州種を約3か月ほど発酵熟成し、トラディショナル方法で約3か月二次発酵させました。
1気圧ほどの発泡です。

テイスティング

淡いほんのりヘイジーなレモン色。
香りに関しては、独特な還元香が特徴です。
初めに、少し強めの酢酸系エチルの香りが立ち上りますが、これは自然派ワイン特有の個性を表現しています。
さらに深く香りを楽しむと、黄桃、柑橘のようなノートが感じられます。
味わいに関しては、しっかりとした酸味が特徴的です。
自然派ワインらしいピュアな味わいが口の中に広がり、フレッシュでエネルギッシュな印象を与えます。
しっかりとした酸味とユニークな香りは、一部のワイン愛好家には特に喜ばれるでしょう。

酸と還元香が強すぎて自分的には気分が盛り上がらないまま飲み終わるワインでした。

飲んだ日:2024-01-11
飲んだ場所:オアシス
価格:2,300円

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