山梨では珍しいバルベーラやメルロを栽培しているワイナリー。

甲州辛口ですが、意外に果実味がある。

 

ワインデータ

ワイン名:かざま甲州 辛口
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:甲斐ワイナリー株式会社
品種:Koshu (甲州)
スタイル:White Wine

ワイナリー

遠く戦国時代、甲斐の国於曽郷は黒川金山衆の住む里でした。
当家には天文12年(1543年)武田家より賜った御朱印状が伝わっています。
天保5年(1834年)風間懐慧により酒造業を創業。
昭和61年(1986年)その歴史を今にとどめる蔵屋敷で甲斐ワイナリー株式会社は設立されました。

創業以来の伝統と技術に新風を吹き込みながら、日本人の繊細な味覚と食文化に合う上質なワイン造りを目指しています。

ワイナリー売店のある主屋、ワインの貯蔵庫、書庫は築150年。
併設のカフェの建物が最も古く築200年ほどで、合計四棟が国登録有形文化財に指定されています。
昔、塩山は養蚕業で栄えた街で、主屋の建物はその名残があります。

ワイナリーの北側に位置する醸造場。ここからワインが生まれます。
ステンレスタンク、プレス機などほぼ全ての設備がここに置いてあります。
年間生産量約30000本の小さな蔵ですが、季節によっては芳香漂う場所です。

元々日本酒を醸造していた蔵をワインの貯蔵庫として使用しています。
壁は全て土壁で、屋根まで距離があるので熱が下がりにくく、年間を通じてヒンヤリとした室温。
ここで静かにゆっくりと熟成を経てからワインは世に出て行きます。

自社畑は全て甲州市市内にあり、甲州、メルロー、バルベーラなどを栽培しています。
ワイナリーの敷地南側の畑は樹齢が高く、バラ房と呼ばれる甲州の畑で散策が可能。
四季折々のブドウ畑の風景をお楽しみ頂けます。

このワインは

甲州種ワイン本来の魅力を100%引き出した、私達のスタンダードな辛口白ワイン。
シンプルでキレがあり、バランスのとれた心地よい飲み口です。
酷暑の夏を経て適度な日照と降雨に恵まれた2022年。
小振りで小粒の房が多く収量は伸びませんでしたが、その分、理想的で充実した品質で収穫と仕込みを行うことができました。
凝縮感があり、伸びのある酸が心地よいワインです。

テイスティング

薄い色合い。
香りも薄めだが、思ったよりも果実味がある。
アタックしっかり。

飲んだ日:2023-08-18
飲んだ場所:オアシス
価格:1,650円(公式HPより)

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