成田に行くが、全く惹かれる店舗がなく、勝田台まで足を伸ばし篤々へ。
並んでいる人が言うにはTRY受賞店ということで、期待が高まる(ところでTRYって何?家庭教師?)。
酷暑の中4名ほどの待ち。
店内はカウンターとテーブル席。
メニュー
着丼まで結構かかり、他のお店のつけ麺と同じくらいの10分強か。
店内は夫婦2人でやりくり。
特製煮干しラーメン980円
トッピングは海苔とタタミイワシのせんべいとチャーシュー、味玉、麩等。
着丼した直後に煮干しラーメンを久しく食べてなかったことに気付く。
麺はストレート細麺。
かなり加水率が高いのか、コシが強い。
最後まで硬メンを保っています。
菅野製麺所、都内では聞かない製麺所ですが、千葉では有名なのか。
あまり食べたことのない食感。
福岡の豚骨ラーメンのカタめにモチモチが加わってる感じと言えば良いだろうか。
低温調理チャーシューは自家製で、もちろん注文受けてから切り出している。
お麩も煮干しの旨味の楽しみ方としては二重丸で、お麩の風味と煮干しが合う事を教えてくれた。
玉子はただの半熟玉子ですが、これはこれでスープに合っている。
スープは爽やかな味だが、やはり煮干し。
ポイントは煮干しの処理の仕方か。
個人的には一口目から煮干しで攻められると押しの強さにゲンナリするのですが、ここは違いました。
爽やかな旨味…塩ラーメンかと思わせるほど、すんなり鼻を通り、途中から煮干しが顔を出してくる。
ラストは煮干しの旨みですが、苦味はなくとてもすっきりした淡麗系煮干しラーメン。
どこかでエグミが顔を出すのかと冷や冷やしましたが、お麩、三つ葉、玉ねぎがそんな事をさせない憎い脇役。
桃太郎のサルキジ犬級だと言いたい。
あとはタタミイワシも特筆。
スープに浸かっていても崩れない。
余計な味付けもして無い。
食感は炒めたベーコンみたいで肉を食べているみたいでした。
これもまたスープを楽しませるキビダンゴというべきか。
あえ玉200円
頼むつもりのなかった替玉にも、期待が膨らむ。
スープに入れないでそのまま食べられるとの事。
注文してから2~3分でできるということなので、スープが冷めないうちに替玉を頼む。
あえ玉を頼むのが早すぎて、店主も怪訝な顔してたが、それは気にしない。
あえ玉も着丼するが、元の器には美味しすぎたせいか海苔しかいない。
あえ玉を食べる注意として、タレが染み込む前に混ぜろとのことで、見た目からは分からなかったが、底にタレがある。
指示通り混ぜ混ぜするが、一段とカタメに茹でられてる麺がそうはさせない。
据え膳食わぬは何なりという言葉もあるので、急いで混ぜる。
なるほど、これは油麺だ。
山椒と柚子酢と挿れたく…入れたくなる味わい。
これがまた合う。
柚子酢はどうかと思ったが、山椒って煮干しに合う。
総じて、美味かった。
鬼ヶ島で金銀財宝手に入れて、酒池肉林してる桃太郎の気分。
千葉の雄、篤々恐れ入りました。
都内なら大々行列なんだろうな…