あの買いたくても品薄で買えないイチローズモルトの樽を使用したバレル・エイジド・インペリアル・ハウス。
アルコール度数は15%とワイン並。
そして物凄く濃厚。
あっという間に酔っぱらいますので、一人で飲む時は気を失わないように注意が必要です。
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ビアデータ
ビール名:BARREL AGED IMPERIAL HOUSE IPA
生産地:日本 長野県下高井郡山ノ内町大字平穏
生産者:TAMAMURA HONTEN Co.
アルコール:15%
IBU(苦さ 平均15~20):
モルト:
ホップ:
タイプ:バレルエイジド・トリプルIPA
価格:935円(330mL)
インポーター:
ブリュワリー
清酒『縁喜』の酒蔵は、北信州は志賀高原の麓にございます。
初代喜惣治が、この地に創業したのが文化ニ年(1805年)、屋号の玉村は、初代が酒造りの修行をした上州玉村(現在の群馬県佐波郡玉村町)にちなんだものです。
山紫水明なこの地の清冽な水、清澄な空気、寒冷な気温の中で醸し出された酒は、約210年余の長きに亘り、多くの方々に愛され、育てていただいてまいりました。
今でこそ、スキーヤーのメッカとして全国に有名な志賀高原も、その昔は松代藩に属した未開の地であり、御用係として奥山林の調査を命ぜられた佐久間象山が、「星の井(当時の銘柄名)」の酒九樽を、氏神様(天川神社)に献上して無事を祈った程でした。
その後、旧草津街道として旅人の往来も増え湯治場(湯田中・渋温泉郷)のお酒としても親しまれて参りました。
明治40年には、明治天皇御用品として宮内省お買い上げを賜り、その後大正天皇御大典を機に、銘柄を「星の井」から当主喜惣治の名にちなんで「縁喜」に改めました。
また、当家では、新嘗祭の献上米を大正14年に御共進した実績があり、現在はその水田で収穫された美山錦が酒造りに使用されています。
これからも、均質化のすすむ地方の、万人受けする酒ではなく、個性ある田舎の、個性ある酒を、丹念に適正規模つくり、目の届く範囲で、責任をもってお届けしたいと思います。
小さくても、味は全国トップの水準を目指し、この酒を飲むためにもここに来たいと思っていただける酒をつくることによって、地域の魅力向上に貢献して参りたいと思います。
このビールは
今回で6度目のリリース。
前回は、2018年の11月でしたので、気づけば昨年は出してませんでした。
“アフリカからインドも越えて、極東までいっちゃう、ってくらい強力な IPA”を、さらに、イチローズモルトさんの樽で長期にわたって熟成した特別なビールです。
今回は、樽での熟成期間で、55ヶ月、54ヶ月、49ヶ月、34ヶ月、26ヶ月、20ヶ月、12ヶ月の7種、12樽のブレンド。
本数も勘案して加重平均すると32.4ヶ月(=2.7年)です。
実測した結果、今回は15.0%表記。
先日の、ECKHARDTのバレルエイジ版と並んで、志賀高原ビール史上過去最高。
今まで以上に熟成期間は長いけど、若めの樽の個性もあって、枯れた感じというよりも、むしろフレッシュささえ感じます。
スペック的には、過去最強ですが、がんばって、価格は今までどおり据え置きます。
「もはやビールとは思えない」感じっていうのは、今までと同様なのですが、今回は複雑でありながらも、なんだかすごくバランスがいいです。
もちろん、イチローズモルトさん由来のウイスキー感はしっかりあるのですが、ビール自体の主張が、それに負けていない印象。
イチジクや杏のドライフルーツみたいな甘さを感じながらも、飲み口は意外にきれいでドライ。
食後酒としてはもちろん、食中でも十分いける感じだと思います。
甘いデザートというよりも、ナッツやチーズなんかとの相性がよさそうです。
チーズでも、ウオッシュ系とかの癖のつよいものよりも、例えば新鮮なブラータとかなんかと最高じゃないかな。
その他、脂の甘い、鴨とか豚とか。
焼き鳥の、皮とかぼんじりとか(塩かタレか悩みます)。
クリームをつかった料理もいいと思います。
今回は、12樽分と、量的にも、いままででいちばんたくさんご用意しました。
そう簡単にはなくならないはず。
ある意味、志賀高原ビールを代表するビールの一つだと思います。
どうぞよろしくお願いします!
テイスティング
アルコール度15%!
濁り。
経年劣化した赤ワインや紹興酒の香り。
奥底にコーヒー。
味わいはコーヒー寄りの紹興酒。
胸がカッと熱くなるアルコール。
これは一発で酔います。
木樽の香りとアルコールが最後に残る。
これは倍量以上の水と一緒に飲むべきビール。