静岡県のマイクロブルワリー。

酒粕以外にイチゴも入っているそうですが、中々拾いきれず。

 

ビールデータ

ビール名:英君酒粕IPA
生産地:日本 静岡県静岡市清水区蒲原東170-1
生産者:HORSEHEAD LABS株式会社
アルコール:6%
IBU(苦さ 平均15~20):
モルト:
ホップ:
タイプ:酒粕IPA
価格:1,200円(330mL)

ブルワリー

わたしたちは 生まれたての小さな醸造所です。
そらからおちた ひとしずくの雨が大地に染み河を成しやがて大海をつくるよこの醸造所の旅は今ここから始まります。
種を播き雨を乞い実りを待つ。
そして醸す。
理想に向かって一歩ずつ 一歩ずつ。
明日はもっと素敵なものをつくろう。

東海道15番目の宿場町、蒲原がわたしたちの拠点。
田子の浦と呼ばれたこの地で、歌人の山部赤人は白雪を戴く富士を仰ぎ、浮世絵師の歌川広重は深々とした雪夜を想像しました。
かつて荷物を運ぶ人馬や旅人が多く行き交った古の道は、今は夕凪のような静かな時間が流れています。

太陽と潮風を感じるこの場所から日本各地、そして世界へ向けて。

【シンボル】
憤怒の相で諸悪を毀壊する馬頭観音さまが私たちのシンボルです。
馬や動物たちを守る菩薩さまともいわれています。

当社工場敷地の片隅には馬頭観音さまの小さな石柱が鎮座しています。
かつてこの宿場町が賑やかだった頃、荷運びで人々を助けた牛馬の守護や救済を願いつくられたのだと想像します。

このビールは

【ブリューイングノート by Unix】
140年を超える歴史。淡麗かつ高貴な吟醸香の日本酒造り。
当社が拠点とする蒲原の隣町、由比の英君酒造の酒粕を贅沢に使用した酒粕IPAが出来ました。

海外の文献を拠り所にすることが多いビール醸造ですが、酒粕に関するナレッジは皆無に近く、プロジェクトは全くの手探りでのスタートとなりました。
中でも大きな課題となったのは「お米由来の日本酒」と「麦芽由来のビール」のそれぞれの強い個性。足し算しても単純和とならないこと。
度重なる研究の末にたどり着いたのは、旬を迎えた地元清水の苺。
ビールに入れても個性が出ないと実は敬遠されがちな副原料ですが、この液種において素晴らしい仲人になることを発見しました。
酒粕由来の素晴らしいコクと旨味、ホップ由来のフローラルブーケと苺自身の優しいアロマをご堪能ください。

私たちのような歴史の極めて浅い新興醸造所のお願いに対して、快く受け入れていただいた英君酒造様にこの場を借りてお礼申し上げます。

テイスティング

薄濁りレモン色
酒粕感は…思ったよりも感じ取れない。
柑橘系の爽やかな香り。
味わいも酒粕感は…思ったよりもなく、苦味は程々。
濁り濃厚版があるらしいので、そちらを飲んだら酒粕をしっかりと感じそうです。

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