飲んだワイン ドメーヌ・デ・ギュイヨン/ソミュール ヴァン・デュ・ノール2023 7点

最終更新日

初めて飲んだ作り手。

ブラインドテイスティングでいつも外すシュナン・ブラン。
酸がしっかり。

 

ワインデータ

ワイン名:Saumur Vent du Nord
生産地:France > Val de Loire > Anjou&Saumur > Saumur
生産者:Dom. des Guyons (Franck Bimont) (ドメーヌ・デ・ギュイヨン (フランク・ビモン))
品種:Chenin Blanc (シュナン・ブラン)
スタイル:White Wine

ワイナリー

ドメーヌ・デ・ギュイヨンは、ロワール地方のソーミュール南に位置する魅力的な村、ピュイ・ノートル・ダムにあるワイナリーです。
19ヘクタールの畑は主に砂質粘土とチューロニアン期の石灰岩に植えられており、ロワール地方を代表する高貴なブドウ品種 ― シュナン、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン ― が栽培されています。
石灰岩土壌(トゥフォー)は樹齢50年以上のブドウ樹に必要な栄養をすべて供給し、このテロワールの繊細さを見事に表現する個性豊かなワインを生み出します。

収穫後はブドウの成熟度を分析し、それぞれ別々に醸造を行った後にアッサンブラージュします。
シュナンのワインは温度管理を行わずに発酵されます。
白ワインは小さなタンクとフレンチオーク樽でゆっくりと発酵。
赤のカベルネは埋め込み型のタンクでマセラシオンを行い、ピジャージュ(果帽のパンチダウン)やデヴァッタージュ(液抜き)は手作業で行われます。
ロゼのカベルネ・ソーヴィニヨンは単一収穫のブドウを用い、果皮とともにマセラシオンしたのち、自然でゆっくりと発酵します。

才能あるフランク・ビモンは、ブドウが持つ力を最大限に引き出し、それぞれのヴィンテージの特性を鮮やかに表現した本物のワインを造り上げています。
彼が手掛けるワインは表情豊かでエレガント、そして高く評価されています。

このワインは

ブドウ品種
樹齢60年の古木からのセレクション、シュナン(またはピノー・ド・ロワール)、100%クローン選抜。

テロワール
初期・中期・後期チューロニアン期の粘土石灰岩。

栽培
土壌は耕作し、化学肥料は不使用。区画ごとの異なる露出や方角によって、バランスの取れた成熟したブドウが得られる。 貴腐の付いていない完熟房を選抜し、引き締まったミネラル感のある辛口白ワインを目指す。

醸造・熟成
直接圧搾。デブルバージュ(澱引き)の後、区画ごとに容量の異なる小型のセメントタンク(内張りなし)でアルコール発酵を行う。 温度管理はせず、添加物も一切使用しない。 タンク内で数週間熟成。マロラクティック発酵は行わない。 6〜9か月間タンクで熟成させ、一部バトナージュ(澱の攪拌)を行う。 収穫の翌春にアッサンブラージュを経て瓶詰め。 残糖は2g/L未満、アルコール度数は12%以上。

保存
保存適性:5〜10年以内に飲用推奨。

テイスティング
淡い黄金色。香りは白い果実、シトラス(レモン)、ピーチ、ライチ、サンザシなどの白い花。 口当たりはしなやかで表情豊か。香りの印象とよく重なり、適度なボディがありながらも爽やか。 レモンを思わせるフィニッシュが心地よく続く。

料理との相性
8〜10℃に冷やして提供。甲殻類、ソースを使った魚料理、あるいは野菜料理と好相性。

テイスティング

淡く輝くレモンイエロー。
光にかざすと透明感がありながらも、きめ細やかな小さな気泡が立ちのぼり、瑞々しさと生命力を感じさせます。
香りは非常に多彩で、グラスから立ち上る第一印象は和柑橘を思わせる清々しいニュアンス。
八朔やみかんの皮を軽くひねった時の爽快な香りが感じられ、さらにパイナップルや洋梨、カリンといった黄色い果実の熟した甘やかなアロマが続きます。
加えて、貝殻や石灰を思わせるミネラル感、鉱物的なニュアンスが奥行きを与え、単なるフルーティさにとどまらず、複雑で洗練された印象を形成しています。
口に含むと、そのアタックは引き締まっており、酸はしっかりと存在感を示し、和柑橘を思わせる爽やかさと調和して非常にエネルギッシュ。
ひと口ごとに口中をリフレッシュし、ワイン全体の構造を美しく引き締めています。

飲んだ日:2025-09-20
飲んだ場所:switch
価格:2,600円
インポーター:モトックス

wineninja

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