飲んだワイン 小布施ワイナリー/ソガ・ペール・エ・フィス セパージュ・ヨーロピアン ルージュ2021 7点

最終更新日

長野県松本市に遊びに行った際に必ず寄る「中島酒店」にて購入したワイン。

1家族1本との事でした。
熟成勧めた方が硬さや自然派感が無くなると聞いたのですが、美味しく飲めました。

 

ワインデータ

ワイン名:Sogga Père et Fils Cépage Européen Rouge
生産地:Japan > Nagano
生産者:小布施ワイナリー
品種:Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン), Merlot (メルロ), Zweigeltrebe (ツヴァイゲルトレーべ)
スタイル:Red Wine

ワイナリー

小布施ワイナリーは、1942年(昭和17年)に創始者の曽我市之丞によって、ワイン製造免許での製造を行ったことに始まる。
当時は林檎酒(シードル)がメインであった。

四代目の曽我彰彦は、明治大学農学部卒業後、国立「山梨大学大学院 総合研究部附属 ワイン科学研究センター」でワインを学び、新潟県の「欧州ぶどう栽培研究所 カーブドッチ ワイナリー(CAVE D’OCCI)」に学んだ。
1988年(昭和63年)に趣味としてブランデー製造を始め、1995年(平成7年)には欧州系ワイン葡萄(カベルネ、メルロなど)の畑の拡大を開始した。

曽我彰彦は、フランスのブルゴーニュ地方で2年間修行した、1997年(平成9年)にヴォーヌロマネ村クロフランタンの蔵と畑で、1998年(平成10年)にはシャブリ村のロンデパキの蔵と畑で修行し、栽培と醸造を勉強した。帰国後は、小布施ワイナリーの栽培・醸造の責任者となった。

小布施ワイナリーの特徴は、地元産ワイン専用葡萄に拘っていること、赤ワインは基本的にはタンク貯蔵は行わないないことである。
発酵が終わるとそのまま樽貯蔵に進み、その後瓶詰を行っている。
もう一つの特徴は、自然派の生産者であること。有機栽培、無化学農薬栽培、無濾過、無清澄、澱引き1回などを実行し、また亜硫酸添加を最小限にとどめることである。

北海道余市町登地区でワインを造っている「ドメーヌ・タカヒコ」は、曽我彰彦の弟、曽我貴彦が2010年(平成22年)に設立したワイナリーである。
曽我貴彦は大学で醸造学を学んだ後、栃木県足利市の「ココ・ファーム・ワイナリー」の農場長を10年間務めた。
その後、余市町で4.6ヘクタールの農地を購入し、ドメーヌ・タカヒコを設立した。
同社は、日本ワイナリーアワード(Japan Winery Award)主催の「第1回 日本ワイナリーアワード 2018年」に於いて五つ星獲得を達成した、小布施ワイナリーとの兄弟での受賞であった。

このワインは

瓶熟成を最低5年程度望みますが早めにお飲みになる場合は一日前に抜栓し当日カラフに移してからお楽しみ下さい。
深い色合い。
トップノートは色とりどりのスパイシー感たっぷり。
スワリング後はスミレの花、カシス、紅茶、ラベンダー、ブラックベリーの香りに魅惑的な樽香が溶け混みます。
「ドメイヌ ソガで栽培するヨーロッパ原産ワイン品種で醸造した」という意味を込めたワイン。
セパージュ ヨーロピアンはコストパフォーマンスに優れたフラッグシップ赤ワインに育てていく予定です。
このワインの主要品種がプティヴェルド。
この葡萄はフランス、ボルドー原産品種のひとつ。
現在ボルドーでは「栽培が難しい」理由から主力品種ではありませんが現在でも五大シャトーではほぼ毎年ブレンドされる重要な葡萄。
そのプティヴェルドにフランス、アキテーヌ地域の品種タナを少量アッサンブラージュ。
醸造では濃い色合いを求めずレトロな発酵を心がけました。
小布施ではフランスや南米のプティヴェルドより優しいタンニン。
品種:プティヴェルド73%、タナ23%、ツバイ35%、ピノノワール1%
相変わらず自意識過剰かつ押し付けがましく言い訳がましい文言、さらに不適切さはご容赦ください。

テイスティング

濃いルビー色が美しく広がり、縁には若干の紫がかったニュアンスが見られます。
透明感と輝きを備えた外観は、このワインが丁寧に醸造されたことを物語っています。
粘度は中程度で、若々しさと熟成感が絶妙に調和しています。
視覚から期待感を高める色調で、成熟したブドウの品質を感じさせます。
香りは開放的で非常に複雑。
レッドチェリー、ラズベリー、ブルーベリーといった赤系から黒系果実に加え、カシスジャムやプラムの濃密な香りが広がります。
その中に、花々の華やかさが加わり、エレガントな印象を与えます。
さらに、ユーカリやラベンダーといったハーブの清涼感がアクセントとなり、バランスの良い複雑な香りを構成しています。
樽由来のスイートスパイスも加わり、シナモン、カルダモン、リコリスの香りが奥深さを与え、全体として豊かなアロマのハーモニーを生み出しています。
口に含むと、果実味が生き生きと広がり、ブラックチェリーやブルーベリーの凝縮感のある甘みが印象的です。
しっかりとした骨格がありながらも、タンニンは滑らかで柔らかく、スムースな口当たりを実現しています。
酸味は若々しくフレッシュで、全体を引き締めながらバランスの良い味わいを提供します。
中程度のボディながらも軽さを感じさせず、エレガントで調和の取れた味わいが続きます。
余韻にはシナモンやリコリスといったスパイスのニュアンスが心地よく残り、長く続くフィニッシュが特長です。

飲んだ日:2025-01-02
飲んだ場所:switch
買った日:2023-12-18
買った場所:中島酒店
価格:2,750円

wineninja

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