飲んだワイン マンズワイン株式会社/酵母の泡 ルージュN.V. 7点

久しぶりに飲んだマンズワイン。
マスカットベーリーAの泡を飲む機会があまり無いのでいい経験になりました。
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ワインデータ
ワイン名:酵母の泡 ルージュ
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:マンズワイン株式会社
品種:Muscat Bailey A (マスカット・ベーリーA)
スタイル:Sparkling Wine(Red)
ワイナリー
1962年マンズワイン株式会社の前身「勝沼洋酒株式会社」設立
1963年勝沼ワイナリー建設第一期工事完了
1964年社名を「マンズワイン株式会社」に改める
親会社であるキッコーマンの「マン」と、聖書に記されたラテン語の「天から授かった食物マナ“manna”」にちなみ命名。
1965年勝沼ワイナリー竣工(完成)
1967年代表作「ヴィンテージ甲州 1967」を仕込む
1971年第3回国際ワインコンクール「最高級酒部門」で「ヴィンテージ甲州 1967」金賞受賞
1971年長野県上田市、小諸市などで原料ぶどうの契約栽培を開始
1973年小諸ワイナリー建設第一期工事完了
善光寺ぶどう(龍眼)の仕込み開始
1975年第21回インターナショナル・ヴィティカルチャー&ワイン・グローイング・フェアで「ヴィンテージ甲州 1971」金賞受賞
1981年小諸ワイナリー敷地内にシャルドネ種の垣根栽培畑を開設
1987年「マンズ・レインカット垣根栽培方式」を確立、特許出願
1988年小諸で大規模雪害、棚がつぶれたことによりレインカット垣根栽培への転換が進む
1992年長野県上田市塩田地区にカベルネ・ソーヴィニヨン植付開始
1994年長野県上田市東山地区でカベルネ・ソーヴィニヨン植付開始
1996年「マンズ・レインカット垣根栽培方式」特許許諾
2003年第1回国産ワインコンクール開催、「ソラリス 信州東山カベルネ・ソーヴィニヨン 2000」が欧州系品種赤部門銀賞、優秀カテゴリー賞受賞
2005年シラク仏大統領来日時、内閣総理大臣主催晩餐会に
2006年第4回国産ワインコンクール甲州カテゴリー(中口・甘口)で「ソラリス 古酒甲州 1993」金賞、最優秀カテゴリー賞受賞
2007年ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100人」にソラリス醸造責任者(現:マンズワイン株式会社代表取締役社長)島崎大が選ばれる
2007年第31回チャレンジ・アンテルナショナル・デュ・ヴァンで「ソラリス 信州 小諸 シャルドネ 樽仕込 2005」金賞受賞
2008年北海道洞爺湖サミットで「ソラリス」採用
2010年アジア太平洋経済協力会議(APEC)で「ソラリス」採用
2013年勝沼ワイナリーの醸造施設を最新設備にリニューアル
2016年伊勢志摩サミットで「甲州 酵母の泡」採用
2017年メイ英国首相来日時、内閣総理大臣主催晩餐会に「ソラリス 信州 小諸 メルロー 2013」採用
トランプ米大統領来日時、内閣総理大臣主催の会食に「ソラリス」採用
2018年勝沼ワイナリーから甲州種、マスカット・ベーリーA種で造るトップレンジワインを「ソラリス」シリーズとして発売
2019年新たな「日本ワイン」のラインアップを発表
このワインは
「酵母の泡」を2008年に発売しました。
ぶどう品種は「甲州」「マスカット・ベーリーA」を厳選し、白・赤・ロゼと彩りも鮮やかなラインアップの日本の食卓に寄り添う本格的なスパークリングワインです。
きめ細やかで長く続く泡は「酵母」にしか生み出せないもの。
国内では数少ない「シャルマ方式」を採用し、耐圧タンク内でゆっくりと発酵させています。
*シャルマ方式
密閉した耐圧タンク内でベースとなるワインに酵母と糖分を加え、二次発酵の際に出る炭酸ガスをそのままワインに溶け込ませるスパークリングワインの製法です。
炭酸ガス注入ではできないきめ細かい繊細な泡を生み、重厚感の出る瓶内二次発酵に対して、フレッシュな果実本来のアロマを楽しむスタイルのワインになります。
「酵母」による二次発酵が生み出す泡により、日本固有品種の繊細な味わいを楽しむことができます。
日本固有品種の繊細でフレッシュな特徴を活かすために、酵母の香りを楽しむ瓶内二次発酵ではなく、ぶどう由来のアロマを楽しむ「シャルマ方式」を採用しました。
品種が持つ本来の特徴を最大限に活かしています。
日本固有品種の個性を引き出すために、二次発酵の後、一定期間ゆっくりと時間をかけて育成を行います。
それにより、繊細できめ細かい泡と豊かな香り、クリーンでフレッシュな味わいを実現しています。
真紅のバラの花びらのような美しい色、きめ細かな泡、チェリーや木苺などの果実にすみれのような赤い花の香り、チャーミングな果実味に、少しビターな味わいもあります。
しょうゆで煮込んだ豚の角煮や、麻婆豆腐などの中華料理にも合います。
テイスティング
鮮やかで透明感のあるルビー色を呈し、グラスに注ぐと光を反射して美しい輝きを放ちます。
発色は明るく、若々しさと華やかさを感じさせるラズベリーレッドが印象的です。
ロゼに近いトーンも含まれ、見た目から果実味豊かな味わいを予感させる魅力的な外観です。
香りは非常にチャーミングで、開いた瞬間から赤い果実の香りが心を引きつけます。
キャンディやラズベリーやストロベリー、サクランボといったフレッシュな果実の香りが広がり、時間の経過とともに甘やかな苺ジャムのニュアンスが顔を出します。
また、控えめながらもスパイシーなタンニンのニュアンスが全体の香りに奥行きを与えています。
全体的に心地よく開いた香りが、軽快さと深みの両方を感じさせます。
口に含むと、まず果実の甘みと滑らかなタンニンが優しく広がり、続いて心地よい酸味が全体を引き締めます。
発泡感が爽やかさをさらに引き立て、軽快な飲み心地を演出しています。
サクランボや苺のフレッシュな果実味が印象的で、中盤にかけては微炭酸が際立ちつつ、バランスの取れたドライな味わいに変化していきます。
余韻には酸味が軽やかに残り、仄かに旨味を感じさせる絶妙なフィニッシュが特徴です。
飲んだ日:2024-12-01
飲んだ場所:オアシス
価格:2,200円