日本酒で有名な笹一酒造のワイン。
シラーなど日本では難しい品種もチャレンジしている。
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ワインデータ
ワイン名:Olifant Koshu Sur Lie
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:笹一酒造
品種:Koshu (甲州)
スタイル:Sparkling Wine(White)
ワイナリー
笹一の笹は酒を意味し、一は酒の日本一を目指すという思いを込めて命名されました。
大正八年(一九一九年)から現在まで、笹一酒造の顔として使われ続けているマークは、『八咫の鏡(三種の神器の一つ)』に縁取られた中央に筆太のヒゲ文字で笹一を表しています。
古来より神聖なものとされている八咫の鏡と酒を掛け合わせ、そして 大正八年の縁起の良い末広がりの〝八〟に因み、八咫の鏡をモチーフとして使用しました。
それは、草創期における酒の日本一たる笹一のこころを、八咫を後世に伝えたいという願いでもあります。
OLIFANTは350年以上続く日本酒蔵の笹一酒造が醸す日本ワインのブランドです。
日本酒造りで育まれた醸造技術と、山梨の歴史あるワイン造りの伝統技術が融合されています。
ブランド名は東京帝国大学(現東京大学)教授でフランス文学者の辰野隆さんが名付け親で、酒神バッカスが持つ角笛が由来です。
またエンブレムのデザインは山梨県出身で世界的な木版画家の萩原英雄さんの作品です。醸造元の笹一酒造では酒造りは神事であり、1953年より続くワインブランドOLIFANTの名にもその想いが込められています。
山梨には実に100年以上のワイン醸造の歴史があります。
その山梨で栽培された果実の持つ特徴、ポテンシャルを最大限に活かしきり、全てのワインに山梨のテロワールが深く表現されていることが、OLIFANTワインの醸造理念です。
笹一酒造ではブドウの栽培からワインの醸造まで一貫して自社で行っております。
OLIFANTの圃場は標高が比較的高い甲府盆地の南に位置し、南アルプスと八ヶ岳から来る偏西風により風通しが良く空気が滞留しない明るい場所にあります。
日照量が多く、病気が少ない健全なブドウを栽培できます。
畑には蓮華の花が咲き、花がやがて腐葉土に変わる良い土を作り出す土壌でOLIFANTのブドウは育てられています。
醸造家が丁寧に育てたブドウは房成が綺麗で果実の透明感が際立ちます。
白ワインの原料ブドウ(甲州、シャルドネ)は酸を大切にしており、ミネラル成分を安定化させることがワインの品質を上げるため、土壌管理は徹底して行います。
赤ワインの原料ブドウ(マスカット・ベーリーA、シラー)は徐葉を丁寧に行い、陽を当てることにより、アントシアニンがしっかり出るようにします。
丁寧で綺麗な畑作りが優しく綺麗なブドウを育み、それがそのままOLIFANTの個性に反映されます。
山梨で育つブドウの特性を見極めながら各品種の栽培に力を入れています。
OLIFANTの母体は歴史ある日本酒蔵である笹一酒造です。
1953年から続くOLIFANTのワイン造りには日本酒の醸造技術が活かされており、酒蔵でありワイナリーでもあることが他には決して真似のできないOLIFANTだけの特徴です。
それは徹底した衛生管理にも応用されています。
綺麗なところでしか綺麗なワインは造られない。
これは味などの品質を上げるだけでなく、お客様に安全なワインを安心して楽しんでいただく上で最も基本的かつ重要なことです。
また、OLIFANTはブドゥ遺伝子工学、ブドウ栽培学、ワイン醸造学、ワイン管理学などの基本を押さえ、ブドウの特徴を最大限に引き出す醸造力と緻密な管理でワイン造りをしています。
質の高い圃場造り、土地改良、栽培管理、生産管理、貯蔵管理を分業化せず、包括的にワイン造りに没頭できる環境のすべてがOLIFANTのこだわりです。
このワインは
「OLIFANT 甲州シュール・リー」は、山梨県を代表するブドウ品種である甲州種を100%使用した笹一酒造の誇る白ワインの一つです。
和柑橘の爽やかな香りと、ほのかなスパイスの香りがやさしく広がり、口に含むとシュール・リー由来の旨味とフレッシュさが感じられる上品な味わいが特徴です。
「シュール・リー」とは、フランス語で「澱の上」という意味を持ち、透明なワインが澱の上にある状態で静置しておく製法を指します。
この製法により、ワインに深みや幅を与え、豊かな味わいを楽しむことができます。
山梨の大地が育んだ「甲州」の爽やかでフレッシュな味わいは、日常使いにぴったりの白ワインです。
毎日のリラックスしたひと時に、友人やご家族との楽しい夕食の時間に、様々な場面でお楽しみください。
テイスティング
淡いストローイエローの色合いが美しく、グラスの中で軽やかに輝きます。
その透明感のある色調は、ワインの清涼感や繊細な個性を感じさせ、見た瞬間から期待が膨らむでしょう。
香りは、青リンゴや白い花のようなフレッシュで爽やかなアロマが広がります。
さらに、レモンやグレープフルーツのような柑橘系のフルーツがさりげなく顔を出し、清々しい酸味とともに控えめにナッツやミネラルのニュアンスが優しく重なり合います。
この複雑ながらも調和の取れた香りは、ワイン全体に繊細さとエレガンスを与え、まるで花々が咲き誇る庭園を歩いているような心地よさを感じさせます。
口に含むと、まずグレープフルーツのほのかな苦味と爽やかな酸味が舌を刺激し、続いて青リンゴのようなフルーティーな甘味が優しく広がります。
これらの要素は、それぞれが主張しすぎずに絶妙なバランスを保ち、軽やかでありながら深みのある味わいを生み出しています。
また、ミネラル感が全体を引き締め、後味にはまろやかでスムーズな余韻が続きます。
飲んだ日:2024-09-09
飲んだ場所:てっぱん秀s
価格:2,500円