最近飲む機会が多い中々良いワインを作るワイナリー。
日本のシャルドネらしいとっつきやすいフレンドリーな味わい。
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ワインデータ
ワイン名:Chardonnay
生産地:Japan > Nagano
生産者:信州たかやまワイナリー
品種:Chardonnay (シャルドネ)
スタイル:White Wine
ワイナリー
信州たかやまワイナリーは、長野県の北部の高山村にあるワイナリーです。
春はうぐいす色の新緑に真っ白なりんごの花の匂い夏は澄んだ空気にまばゆいばかりの日差しと打って変わって少しひんやり星の降る夜…
秋は息を飲む色とりどりの木々の絨毯 冬は、静まりかえった真っ白な世界に動物の足音に耳を澄ませ…
ブドウの木々は、その瞬間その瞬間を味わい…
厳しい日照り、恵みの雨、そして凍りつく過酷なマイナスの世界で過酷に成長してきました。
高山村では、1996年に初めてシャルドネが植えられました。それから20年、ワイン用ブドウの栽培に情熱を注いできました。
そしていつか、自分達の作ったワイン用ブドウで自分達でワインを作り、そして多くの人々に飲んでもらいたい。
これは、20年前から集まり始めたワイン用ブドウ農家の情熱になりました。
1本のワインぶどうの苗木から今では多くの人々が繋がりました。
代々畑を継いで農業をしている人と新たに農業を始めるために移り住んできた人と
高山村のパウダースノーに虜の人と温泉に通う人とこの地で暮らす人…と高山村を訪れた人…と。
1本のワインから起こる繋がりを大切に情熱を持ってワインを作っていきたいと思います。
高山村は松川渓谷と、その扇状地に山里の原風景が広がる美しく豊かな自然環境に恵まれた農山村です。
高山村は標高が高く冷涼な気候で年間降水量が少なく、砂礫質な土壌、長い日照時間など果樹栽培に適した地域です。
これらの自然条件を活かしてつくられるりんご・ぶどうは、市場から高い評価を受けています。
しかし、果樹の産地として長い歴史を持つ高山村も全国の例外ではなく、農業従事者の高齢化や後継者不足等により、遊休荒廃農地の発生など優良農地の保全が大きな課題がある地域の一つでした。
そこで村は、平成18年に果樹栽培に適した自然条件と遊休荒廃農地の活用のために、ワインぶどう栽培に着目。
村内外のワインぶどう栽培予定者等を中心に組織された高山村ワインぶどう研究会とともに、高山村産のワインぶどうの振興を図ってきました。
平成18年当初は、3名の栽培者により3ha程度であった高山村のワインぶどう畑も、現在では、約20名の栽培者により約40haまで栽培面積が拡大され、県内有数の栽培面積を誇る地になりました。
今、高山村で栽培されたワインぶどうを原料として醸されるワインは、国内外のワインコンクールで上位入賞するなど、注目度急上昇中です。
平成28年、北アルプスを望む場所に信州たかやまワイナリーの建物が完成します。地域の活性化、産業発展を目指し、村内のワインぶどうからワインを醸造・販売します。
さらに、産地形成にむけて醸造技術者等の養成も行っていきます。
このワインは
木樽仕込とタンク仕込のワインの最終ブレンド~樽で一から仕込み育てたワインをタンクへ送り出す時の、ポンプを介さずに窒素で優しく押し出す5分間の、樽庫内に訪れる静寂。
その静けさの中で、このワインのこれまでが一気に思い出されると同時に、飲まれる様々なシーンの想像も駆け巡るのです。
寒い梅雨・暑さ長引く夏・穏やかな秋と季節が巡った2020年。
蜜リンゴの果実感に樽由来のナッツ感など多様な要素が次々に現れ、爽やかな酸と共に凝縮感ある味わいが口内を満たします。
テイスティング
日本シャルドネらしい飲みやすさがあり、ミネラルを感じるフレッシュさが特徴。
オイリーでナッティーなシャルドネでもあり、酸味は穏やか。
やや抑揚は少なめですが、それがフレンドリーさに繋がっている。
また、後半樽と熟したりんごの香りが感じられ、テイストもりんご感があります。
飲んだ日:2024-05-08
飲んだ場所:オアシス
価格:3,300円