オレンジワインは苦手なのに美味しいと感じてしまった1本。
熟成モノなので中々手に入らないが、自分で購入して10年待つのはアリかも。
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ワインデータ
ワイン名:Prestige Class Orange
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:Lumière (ルミエール)
品種:Koshu (甲州)
スタイル:White Wine
ワイナリー
創立者 降矢徳義:降矢家は仁明天皇の皇子守國親王以来、約900年続いた家柄。
明治維新前、降矢徳義は若くして孝明天皇より従五位下朝臣丹波守を賜り、京都守護職松平容保会津藩主とともに禁裏を守護。
「蛤御門の変」において長州軍を撃破。
武名を天下に轟かす。
このため維新後、長州勢の新政府により迫害を受ける。
明治10年の西南の役後、名誉を回復し、明治18年甲州園(現ルミエール)の前身である降矢醸造場を創立する。
1885年降矢徳義、降矢醸造場を創設。
1895年降矢徳義の次男、降矢虎馬之甫(ふるやこまのすけ)、社名を信玄印甲州園とする。
1901年花崗岩を使用した地下醗酵槽(現在の登録有形文化財「石蔵醗酵槽」)、および地下貯蔵庫完成。
1909年南極探検隊白瀬中尉隊に資金援助ならびに甲州園葡萄酒を寄付。航海中、二度にわたる赤道通過にもかかわらず製品の品質は劣化せず、品質証明書と感謝状を贈られる。
1910年大日本帝国、陸軍御用を承る。
1916年大日本帝国、海軍御用を承る。
1918年皇室御用達を賜る。
1927年昭和天皇御即位に際し、御大典祝賀用に御買い上げを賜る。
1943年株式会社甲州園に改組。
1967年第2回モンドセレクション国際ワインコンクールに赤・白各一点。ともに金賞受賞(本邦初)。
1976年塚本俊彦、代表取締役社長 就任。
1985年日中友誼葡萄酒有限公司(合弁事業)設立契約書調印。
1992年株式会社ルミエール 社名改名。
日中友誼葡萄酒有限公司(合弁事業)契約解消、合弁企業解散。
(中華人民共和国の外資合弁企業に対する政策変更と国内治安の悪化による)
2005年塚本俊彦 取締役会長 就任。
【創業120周年】 木田茂樹 代表取締役社長 就任。
2006年新醸造棟完成。
2006年ワイナリーキッチン ラ・カシータ 営業開始。
2010年新社屋完成
ワイナリーレストラン「ゼルコバ」オープン。
このワインは
日本の代表的な白ワイン用ブドウ品種「甲州」を使い、果皮や種と共に発酵させることで、優しいオレンジ色のワインに仕上げました。
バナナやアプリコットなどの優しい果実香に、まろやかな酸と旨味がバランスよく感じられます。
特に、グリ系(ほのかな灰色)ブドウである甲州は、オレンジワインに適しています。
心地よい渋み、複雑性のある豊かな味わいをお楽しみください。
テイスティング
鮮やかで薄いオレンジ色をしています。
まず、柑橘系の香りが強く感じられ、特にレモンやオレンジピールの爽やかな香りが印象的です。
さらに、クローヴのようなスパイシーな香りが加わり、全体に深みと複雑さを与えています。
桃のコンポートの柔らかい果実のアロマも感じられ、フルーティでエレガントな香りが楽しめます。
口に含むと、まず厚みのあるグレープフルーツやマンダリンオレンジの果実味が広がります。
程よいコクも感じられ、非常に豊かな味わいが楽しめます。
酸味も心地よく、全体的にまろやかな果実感がありながらも、ドライな口当たりが特徴です。
濃い味わいで、オレンジワインの良い部分が出ているように感じられた。
飲んだ日:2024-04-09
飲んだ場所:オアシス
価格:2,750円