食べログ3.97、ラーメンデータベースでも約96、グーグルで4.2という麺尊 RAGE。
これは期待せずにいられない点数なので、近場ゆえてくてく歩いて訪問。
コロナ禍の影響なのか並ばずに入店できました。
店員3名でまわしているお洒落な店内。
カウンター席は厨房に沿ってL字と壁側にも逆L字の一人席で15名ほどに6名席のテーブル席がひとつ。
入るまで行列用のスペースがあるが、誰もいない…コロナ禍以前はここに所狭しとお客が並んでいたのであろう。
メニュー
食券なしで、直接注文。
入るとすぐに消毒お願いしまーすとイケメン風店員から声かけあり。
店内はR&B的なお洒落なBGMで西荻か下北沢か、そんな雰囲気があります。
特製軍鶏そば 1,200円(大盛り不可)
10分程度で着丼。
奇麗な端麗系醤油の色合いでスープの香りは比較的薄い。
一口目、塩気が足りず風味も軍鶏独特のジューシーさはガツンとはこない。
しかし、これはどういえばいいんだろう。
新宿にある「麺屋翔」のジャンルにそっくり。
一口目のインパクトに欠けるが味のまとまりに完成度の高さは感じる。
最後にゆっくり味わって考えてみたら、なるほどこれは椎茸、玉ねぎなどの野菜を使って味をまとめている。
そこに軍鶏の油分を使って、満足感を出しているのか。
単純に鶏ガラを煮て出汁を取るだけでない、バランスが難しいところを上手にまとめているのだと思う…知らんけど。
麺は三河屋製麺で、良い意味でここもお前なのかと思う。
ストレート細麺でコシの強さを出し、あっさり風味のスープと上手く調和させていて、もっと食べたくなる人は大盛りは出来ないが替え玉はできます。
メンマは一本だけですごく少ない。
塩気も少なく、雑味もないため、おそらく自家製だろう。
チャーシューは3種で、低温調理の豚と、鶏チャーシュー。
驚くべきはそれぞれが味付けが違う。
鶏チャーシューは淡白になりがちな鶏肉を柔らかくジューシーに仕上げている。
豚2種は塩気が少なくジューシータイプと塩気が若干強めのもので、おいしゅうございました。
味玉は温泉卵風の調理で、一口目は黄身に辿り着けず。
二口目で見えた黄身に驚き。
2層の奇麗な朱色が見える。
こんな風に調理することが出来るんだなと味玉に奥深さを感じた。
味もほどほどの塩気で美味しかった。
ラーメンの終着点の一つと某食べ歩きHPにあったが、一つ一つこだわりを感じるが押しつけがましく主張はしてこない良店。
並ばないならまた来たい。