ブルックリン・ブリュワリーは日本ではキリンと取引がある先だと結構どこでも入手できるので新作とは思っていなかったディフェンダーIPA

自分の好きなIPAとはちょっと遠い感じの味わいで好みではなかったのですが、薄い松ヤニ感が好きな方にはハマりそう。

ビアデータ

ビール名:DEFENDER IPA
生産地:アメリカ
生産者:BROOKLYN BREWERY
アルコール:5.5%
IBU(苦さ 平均15~20):
モルト:
ホップ:
タイプ:IPA
価格:420円
インポーター:キリンビール

ブリュワリー

1980年代前半、スティーブ・ヒンディはAP通信の記者として、中東に滞在していました。
現地ではイスラム教信仰により飲酒はご法度。
しかし、仲の良いサウジアラビアの外交官たちは実は熱心なビール職人で、いつもビールでもてなしてくれました。
スティーブは、中東で出会った、この味わい深いビールに魅了されました。
そしてアメリカに帰国後、ブルックリンで新聞の編集者として働きながら、自宅でビール製造を開始。
その後、近所の銀行員トム・ポッターとともに設立したのが、Brooklyn Breweryです。

今でこそ、アートと起業の街・流行の発信地として世界から注目されるブルックリンですが、当時はあまり活気がなく、治安も悪い地域でした。
それはビールについても同様です。
19世紀、ブルックリンは多種多様な移民のための個性豊かなブルワリーが多数存在し、アメリカ最大のビール生産地のひとつでした。
しかし、20世紀に入ると原料価格高騰や法改正の影響を受け衰退。
多数あったブルワリーも次々と撤退し、活気が失われていきました。

スティーブとトムは、そんなブルックリンのビール産業復権と街の活性化を目指して、あえてこの場所でブルワリーを設立したのです。
最初は誰もが上手くいくわけがないと反対しましたが、それでも、地元とビールへの情熱が彼らを突き動かしました。

Brooklyn Breweryを代表するフラッグシップブランドBrooklyn Lagerは、そんなスティーブの街への想いから生まれたビールです。
レシピのベースになっているのは、19世紀当時、ブルックリンで人気があったウィーンスタイルのラガー。
軽くて爽快な味わいのビールが主流であった当時のアメリカに、豊かな味わいのBrooklyn Lagerは衝撃を与えました。
スティーブ達が配達を始めると、瞬く間に噂が広がり、ファンが増えていきました。
豊かな味わいのビールを復権したスティーブ達は、地元のアーティスト・ミュージシャン・飲食店とともに、ビールとカルチャーのイベントを実施。
ブルワリーの発展とともに街は活気を取り戻していきました。

このビールは

米国の代表的なクラフトビールメーカーであるブルックリン・ブルワリー社(米国ニューヨーク、CEO Eric Ottaway/President Robin Ottaway)のブランドであり、トロピカルフルーツのような香りとしっかりした苦みのIPA「ブルックリンディフェンダーIPA」(330ml壜)を2020年3月3日(火)から全国の飲食店・量販店で、3月5日(木)からキリンオンラインショップ「DRINX」で通年発売します。
「ブルックリンディフェンダーIPA」は、今年の4月より「Tap Marché(タップ・マルシェ)」で全国発売していましたが、好評につき壜容器を通年発売します。

アメリカン・コミックスのスーパーヒーローが人々を守るように、ビール本来の気軽さ、楽しさ、多様性を守りたいという信念(Defend Beer)から生まれた遊び心たっぷりのビールです。

テイスティング

ブルックリン IPA
柑橘系に少し松ヤニの香り。
味わいはスッキリしているが、薄い松ヤニが長く続く。
炭酸強い。
ちょっと好みでは無い味わいでした。

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