飲んだワイン スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ/S.L.V カベルネソーヴィニヨン ナパヴァレー2014 8点

最終更新日

このワイナリーは2011年頃からSLVやフェイなど上のレンジのワインに偽造防止のIDコードが付けられたりで、私のような素人が偽物をつかまされることを防いでくれている素敵ワイナリー。

相変わらずアメリカらしいのに上品なイメージもある。

 

ワインデータ

ワイン名:S.L.V. Cabernet Sauvignon
生産地:USA > California > Napa
生産者:Stag’s Leap Wine Cellars (スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ)
品種:Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン), Merlot (メルロ)
スタイル:Red Wine

ワイナリー

スタッグのリープワインセラーズは、有名な1976年のパリの審判でカベルネ・ソーヴィニヨン・コンペティションで優勝したワイナリーであることで有名で、1970年に設立され、ナパ・バレーの最初の成長地と考えられています。

1969年スタッグス・リープ・ワイン・セラーズの創設者は、ネイサン・フェイを初めて味わいました。
ネイサン・フェイは、スタッグス・リープ・ワイン・セラーズの岩だらけの岬の下にある風光明媚なブドウ園で、この地区の岩山を自由に飛び越えてハンターを逃れた鹿たち(スタッグス)の伝説にちなんで名付けられました。
後にスタッグス・リープ地区となったカベルネ・ソーヴィニヨンの最初の発祥の地です。

1970年創設者は、主にプルーン果樹園であった44エーカーの土地をネイサン・フェイのブドウ園に隣接して購入し、所有地をスタッグス・リープ・ヴィンヤードと名付け、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを少し植えました。
ここにスタッグス・リープ・ワイン・セラーズが誕生したのです。
1972年S.L.Vの最初のヴィンテージであるカベルネ・ソーヴィニヨンが生産されています。
1973年最初のワイナリーの建物が完成し、今では歴史的な1973 S.L.V.カベルネ・ソーヴィニヨンは、新しい赤ワイン醸造施設で作られた最初のワインになります。
1974年カスク23の最初のヴィンテージは、ワイン・メーカーのアンドレ・チェリストチェフの元に生産され、このヴィンテージからたくさんのワインを試飲しながら、23番の大きな木樽にある1つのロットが独特であり非常に優秀であると判断され、特別に販売されました。
1976年アメリカとフランスのワインの間のフランスのワイン専門家の間で、パリの英国のワイン商人であるスティーヴン・スパリュアが開催したブラインド・テイスティングで、最上のカベルネ・ソーヴィニヨンの地位を獲得しました。
これは後に有名なパリの審判として知られるようになりました。

1986年ネイサン・フェイからフェイのブドウ園を購入します。
1989年ナパ・バレーのスタッグ・スリープ地区は、アメリカのブドウ栽培地域(AVA)として認定されました。

1990年フェイ・ヴィンヤード カベルネ・ソーヴィニヨンの最初の瓶詰めが行われました。
1996年、歴史を刻む1973S.L.V.カベルネ・ソーヴィニヨンは、スミソニアン国立アメリカ歴史博物館の常設コレクションに収められました。
セラーの拡張を開始します。

2000年ナパのセラーには、バルセロナを拠点とする建築家ハビエル・バルバが設計したアーケードと呼ばれる入り口があります。
34,000平方フィートを超えるトンネルがあり、天井から吊り下げられた世界で約50個のフーコー振り子のうちの1つは、時間の経過とワインの熟成を示しています。
2001年ギリシャの狩りの女神にちなんで名付けられたアルテミス・カベルネ・ソーヴィニヨンの最初のヴィンテージが生産されました。
2007年ミシェル・ワイン・エステートとマルケシ・アンティノリは、スタッグスと事業提携を開始しました。
2013年、1973年の象徴的なS.L.V.カベルネ・ソーヴィニヨンは、スミソニアンの「アメリカを作った歴史物」の1つに選ばれました。
2014年バルセロナを拠点とする建築家ハビエル・バルバによって設計された必見のフェイ・アウトルック&ビジター・センターがオープンし、一流のスタッフののおもてなしを体験しながら、訪問客がワイナリーの美しいパノラマの景色を楽しむことができます。

このワインは

S.L.V.(スタッグス・リープ・ヴィンヤーズ)について
S.L.V.は、スタッグス・リープ・ヴィンヤーズにとって最初の自社畑です。
1970年に植樹されたこの畑は、1973年ヴィンテージにおいて、わずか樹齢3年のブドウから造られたワインが、1976年に開催された「パリスの審判(Judgment of Paris)」と呼ばれるブラインド・テイスティングでフランスを代表する名高いワインを打ち破り、世界的な名声を獲得しました。
現在もこの歴史的な畑は、幾重にも重なる複雑味、スパイシーな力強さ、そして卓越した骨格を備えたワインを生み出し続けており、長期熟成と優れた熟成能力を約束しています。

ヴィンヤード & ワインメイキング
1970年代に植えられたブドウ樹の大半は、すでに結実の最盛期を過ぎているため、歴史あるこの畑の生命を受け継ぐべく、段階的に植え替えが行われてきました。
2014年ヴィンテージには、1972年に植樹された畑の“グランド・ダム(最高峰)”とも言えるS.L.V.ブロック4を含め、すべての区画のブドウが使用されています。
これらのブドウ樹に加え、火山活動由来の火成性土壌を特徴とするS.L.V.東側の区画は、このワインに骨格とミネラル感を与えると同時に、凝縮感のあるダークフルーツの風味と、熟してエレガントなタンニンをもたらしています。
一方、西側の沖積土壌の区画のブドウは、鮮やかな果実のアクセントと、芳醇で魅惑的なアロマを加えています。
それぞれのロットは区画ごとの個性を最大限に引き出すため、フレンチオークの小樽で21.5か月間、個別に醸造・熟成されました。
このヴィンテージでは、ワインメーカーのマーカス・ノタロが慎重な樽選びを行い、S.L.V.特有のグラファイトやココアのニュアンスを、樽の種類やトーストレベルと見事に調和させています。
熟成の後期段階で樽ごとのワインをブレンドし、この2014年ヴィンテージが完成しました。

ヴィンテージ
2014年は、ナパ・ヴァレーにおける優良ヴィンテージが続いた中で3年目にあたる年でした。
極度に乾燥した冬と、数年にわたる干ばつの後、3月に待望の雨が降り、土壌に十分な水分がもたらされました。
この降雨はまさに理想的なタイミングで、栽培シーズンの流れを大きく変えることとなりました。
1月の段階では、干ばつの影響を見越し、樹勢を抑えたキャノピー、小粒でタンニン豊富な果実、低収量を想定した栽培計画が立てられていました。
しかし3月の降雨により、畑での重点は収量調整と樹勢管理へと移行しました。
2014年は温暖な年でしたが、極端な猛暑はなく、日中の最高気温は平年並みで、夜間は通常よりもやや涼しさに欠けたものの、ブドウ樹にとっては理想的な生育環境となりました。
その結果、品種ごとに順を追って成熟が進み、最適なタイミングで収穫しワイナリーへと運び込むことができました。
こうして生まれたワインは、比較的低い糖度ながらも熟した果実味、エレガントなタンニン、そして優れたバランスを備えた、極めて高品質なものとなりました。

収穫日:2014年10月7日~11日
アルコール度数:14.5%
pH:3.77
総酸度:0.52 g/100ml
発酵:ステンレスタンク100%
マロラクティック発酵:100%
樽熟成:21.5か月
(新樽フレンチオーク90%)
ブレンド:カベルネ・ソーヴィニヨン 100%
アペラシオン:スタッグス・リープ・ディストリクト
ナパ・ヴァレー(100%自社畑)
リリース日:2017年5月

テイスティング

外観は、深く濃いガーネットからルビーにかけての色調。
グラスの内側には長く美しい脚がゆっくりと流れ、果実の凝縮感とバランスの取れた熟度を視覚的に物語ります。
カシスやブラックカラント、ブラックチェリーといったダークベリーのジューシーなアロマが中心となり、リコリスや杉、チョコレートのニュアンスが重なります。
口に含むと、アタックは滑らかで、すぐに豊かな果実味が広がります。
ミディアムボディながら内容は充実しており、ブラックチェリーやカシスの瑞々しい風味が口中を満たします。
テクスチャーは肉厚でありながらもシームレスで、重たさを感じさせません。

飲んだ日:2019-03-29
飲んだ場所:ホテル
価格:30,000円(当時の値段)
インポーター:ファインズ

wineninja

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