飲んだワイン エメシュテンツ/エーデルツヴィッカー2021 7点

最終更新日

音楽の時間に聞いたことのあるエーデルワイスのエーデル(高貴な)ですね。

エーデルワイスは高貴な白(い花)ですが、エーデルツヴィッカーは高貴なブレンドと言う意味。
久しぶりに飲みました。

 

ワインデータ

ワイン名:Edelzwicker
生産地:France > Alsace
生産者:Dom. Aiméstentz
品種:Chasselas (シャスラ), Sylvaner (シルヴァネル), Riesling (リースリング), Gewürztraminer (ゲヴェルツトラミネール)
スタイル:White Wine

ワイナリー

アルザス地方のヴェットルスハイムにある私たちの家族経営のワイン農園では、14haの有機農業に情熱を持って取り組んでいます。
5世代にわたって、土地と仕事に対する愛情を持ち続けています。

1919年ジェイコブ・ステンツはオーベルジュ・ド・ラグノーを買い取り、徐々にワイナリーの本社に変えていく。
1946年、彼の後を継いだのはテオフィル・ステンツで、彼は自分の生産したワインを醸造し、バルクで販売する。
1960年エメ・ステンツ(1928-1979)とその妻アンジェルは、ワイン危機の時代に、自分たちでワインを瓶詰めし、ワインの種類を増やし、特定の顧客を獲得することを決意し、真の創業者となったのです。
1979年エメの息子であるルイとエティエンヌは、一族の財産を管理している。この家族経営のワイナリーは、ワイン商やレストランにワインを販売していますが、国際市場にも目を向けています。
1985年、国際市場への進出と「キュヴェ・ドゥ・ラ・プルミエール・ネージュ」の発売。
1994年クロ・デュ・ヴィカス・ロマンで歴史的な場所の発見から25年、ピノ・グリで初の「キュヴェ・デュ・ヴィカス・ロマン」を発売。
2007年、有機農業への転換。
2010年、転換後3年でエコサートFR-BIO-01によるオーガニック認証取得
2011年エティエンヌとジョセリーヌの息子であるマルクが、ブルゴーニュや海外で何度か経験を積んだ後、初めて醸造を行いました。
2016年、現在は、エメとアンジェの孫にあたる5代目のワインメーカー、マーク・ステンツがドメーヌを運営しています。
201X年へと続く…

このワインは

複数の白ブドウ品種の調和(ツヴィッカーはブレンドの意味)。
ヴィンテージによって、この比率はかなり違う。
シャスラ(60%)、シルヴァーナー(25%)、リースリング(10%)ゲヴュルツトラミネール(5%)。
フレッシュさと果実味を併せ持つ、軽やかで心地よい口当たりのワイン。

テイスティング

ラスに注がれた瞬間、まず目に飛び込んでくるのは透明度の高いレモンイエローの色合い。
香りの立ち上がりは、華やかで上品。まずアカシアやジャスミンのような白い花の甘やかで繊細な香りがふんわりと広がり、それに続いて、マスカットの爽やかな果実香が顔をのぞかせます。さらに奥からは、熟したカリンやアプリコットといった黄色い果実のふくよかで甘美なニュアンスが重なり、ほんのりとキンモクセイのような優雅な香りも感じられます。
複雑でありながら調和が取れており、果実とフローラルのエレガントな香りが織りなすハーモニーは、心を惹きつけてやみません。
口に含むと、まず感じられるのは非常に滑らかな口当たりと、豊かな果実味。
カリンやアプリコットの自然な甘みが穏やかに広がり、グレープフルーツのような柑橘系のフレッシュさが心地よいアクセントを添えます。
酸は美しく整っており、引き締まった印象を持ちながらも決して鋭すぎず、全体を上品に引き締めています。
後味にはわずかに感じられる甘みが余韻として残り、非常に心地よく、次の一口を誘います。
ミネラル感もしっかりとあり、飲み疲れることなく、最後まで飽きずに楽しめる味わいです。
ドライでありながらふくよかさを兼ね備え、食事との相性も抜群な万能型の白ワインといえるでしょう。

飲んだ日:2025-04-12
飲んだ場所:Switch
価格:2,500円
インポーター:アズマ

wineninja

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