飲んだワイン　ドメーヌ・デ・ザコル/ポリセーヴ・デ・ザコル2018　6点

ファーストヴィンテージのワインで、15種類くらいの赤白品種を混ぜているとか。

還元香が強過ぎて自分の好みから完全に外れていました。
強烈な自然派が好きな方はかなり点数高いのでは。

ワインデータ

ワイン名：PolySève des Accoles
生産地：France
生産者：Dom. des Accoles (ドメーヌ・デ・ザコル)
品種：Carignan（カリニャン）,Cinsault（サンソー）,Aramon（アラモン）,Syrah（シラー）,Cabernet Sauvignon（カベルネ・ソーヴィニヨン）,Grenache（グルナッシュ）,Alicante Bouschet（アリカント・ブーシェ）
スタイル：Red Wine

ワイナリー

オリヴィエとフローレンスはボルドーとディジョンで共に学び、オリヴィエはブドウ栽培と醸造のエンジニアとして、フローレンスは植物保護のエンジニアとして、1998年にブルゴーニュのテロワールの魅力にとりつかれた。
彼らはニュイ・サン・ジョルジュのドメーヌ・ド・ラルロに13年間滞在し、全粒ブドウとビオディナミ栽培に取り組んだ。
ブルゴーニュの冒険は2005年に終わりを告げ、彼らのルーツであるローヌ渓谷南部に戻ることになった。
フローレンスとオリヴィエは、プリヴァスの近くに古い家を買って改築した。
2010年、サン・マルセル・ダルデッシュでブドウの木が売りに出されました。
古いブドウの木、グループ化された区画。
オーガニックとビオディナミのドメーヌを作るのに理想的な条件でした。

樹齢50年以上のブドウの木の半分は、森林に囲まれた中新世の粘土石灰質の段丘に植えられている。
生物多様性を尊重して栽培されている。
ドメーヌ・デ・ザコルでは、農薬や合成肥料は一切使用していない。
夫妻は2011年に有機農業への転換を始め、2012年にはビオディナミの準備を始めた。
2014年からはAB(フランス政府が定めた基準によりオーガニックと認められた製品につけられるマーク)、2015年からはデメター(世界で最も基準が厳しいともいわれるオーガニック認証の1つ)の認証を受けている。

手摘みで収穫されたブドウは、ほとんどが全房のまま、自然酵母で醸造される。
オリヴィエは、全房にすることでワインに余韻が生まれ、「ワインがまとまる」と確信している。
醸造は可能な限り自然に行うが、難しい年には瓶詰め時に少量の亜硫酸塩を添加することも忘れない。
私が高く評価するのは、オリヴィエとフロランスがワインを “飲み頃 “と判断して初めて販売することだ（経済的、物流的な観点からは必ずしも容易ではない）。
その結果、ワインは完成度が高く、調和がとれていて、正確なものになる。
ザコルのビオディナミ・ワインは、自然派ワインに懐疑的な人たちに、安心して提供できるようなワインなのだ。

このワインは

ローヌ・ヴァレーの赤ワイン
黒ブドウ品種（グルナッシュ・ノワール、シラー、アリカンテ、カベルネ・ソーヴィニヨン、サンソーなど）と白ブドウ品種（シャルドネ、クレレット、グルナッシュ、カリニャン、ブールブーラン）のブレンド。
粘土石灰質下層土
手摘み収穫
土着酵母による醸造
熟成：5～10年

テイスティング

グラスに注ぐと、深みのあるルビー色が目を引きます。
この鮮やかな色調は、赤・白・ロゼの品種を巧みにブレンドしたバイオダイナミック製法の魅力を物語っています。
透明感の中に力強さを感じさせるこの色は、自然派ワインの個性を反映しながらも洗練された印象を与えます。
香りは非常に豊かで、多層的な構成が特徴です。
まずは強い還元香、その後にカシスや森の中で摘んだばかりのワイルドストロベリーの甘やかな香りに、プラムの濃密さが加わり、果実味が前面に広がります。
さらに、ハーブや湿った土壌を思わせるニュアンスが繊細に重なり、自然派ワイン特有の奥行きを引き立てています。
口に含むと、まず梅紫蘇、カシスやワイルドストロベリー、チェリーの鮮やかな果実味が広がります。
その後、粘土質の土壌を思わせるミネラル感や、ハーブのフレッシュなアクセントが加わり、複雑さと深みを感じさせます。
プラムの濃厚な甘みが口中で広がり、滑らかなテクスチャーとともに余韻に続きます。
果実味と土壌由来の風味が絶妙に調和し、しっかりとした構造の中に自然な柔らかさを備えています。

4日後に飲みましたが還元感は全然消えず…
10年後に飲んだらまた評価は変わりそう。

飲んだ日：2025-01-02
飲んだ場所：switch
買った日：2022-01-01
買った場所：ナオタカ
価格：6,930円
インポーター：AMZ