飲んだワイン シャトー・ドーザック1996 7点
久しぶりに飲んだ1855年のメドック公式格付けで第5級に選ばれた、ボルドー・マルゴー地区の歴史あるワイン。
わかりやすく美味しいボルドーワイン。

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ワインデータ
ワイン名:Margaux Grand Cru Classé
生産地:France > Bordeaux > Haut Médoc
生産者:Château Dauzac
品種:Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン), Merlot (メルロ), Petit-Verdot
スタイル:Red Wine
ワイナリー
特別なテロワールを持つシャトー
シャトー・ドーザック(Château Dauzac)は、1855年の格付けでマルゴーのグラン・クリュ・クラッセに選ばれたシャトーです。
49ヘクタールのまとまった一続きのブドウ畑を所有しており、そのうち45ヘクタールがマルゴーAOC、4ヘクタールがオー・メドックAOCに位置しています。
ジロンド川河口の近くに位置し、河口がブドウ畑の生態系に重要な影響を与えています。
また、120ヘクタールに及ぶ牧草地と森林に囲まれた恵まれた立地によって、海から吹き込む風から畑が守られています。
高い志を持つゼネラルマネージャー
「私たちの目標は、ワインの品質を常に向上させ続けること。そして、主要な市場すべてにおいてドーザックというブランドの存在感をさらに高めていくことです。」
ローラン・フォルタン:シャトー・ドーザック ゼネラルマネージャー
受け継がれる伝統の技
シャトー・ドーザックの目標は非常に明確です。
それは、メドックの格付けグラン・クリュの中でも、常にトップクラスのワインを目指して進化し続けることです。
そのためにドーザックの造り手たちは、シャトーの真のDNAともいえる伝統を尊重する姿勢と革新性を大切にしています。
同時に、ワインの品質にとって貴重な源となるテロワールの力と生物多様性を最大限に生かしています。
このDNAを象徴するものとして、シャトー・ドーザックでは1924年から、非常に特徴的なイエロー・エンペラーのラベルを採用しています。
光と感覚的な豊かさを象徴する、印象的なラベルです。
環境に配慮した持続可能なブドウ栽培
メドックの偉大な伝統を受け継ぐドーザックのブドウ畑は、1ヘクタールあたり10,000本という高密植で植樹されています。
品種構成は、カベルネ・ソーヴィニヨン69%、メルロー29%、プティ・ヴェルド2%です。
30年以上にわたって、新たな技術を積極的に導入しながらブドウ栽培に取り組んできたことで、高い品質と複雑性を備えたブドウを生み出すことが可能になっています。
地下3mまでのボーリング調査や土壌断面の調査、電気抵抗率の測定などを行うことで、畑の中から均一性の高い区画を特定。
さらに、それぞれの区画に適したブドウ品種や台木を選択し、区画ごとの特性に合わせた栽培管理を行っています。
また、テロワールごとに設置された気象センサーや気象観測所から得られるデータを活用し、畑で行う作業についても、より正確な判断ができる体制を整えています。
ここ数年は、ビオディナミ農法の考え方をより積極的に取り入れる方向へと進化しています。
シャトー・ドーザックでは、環境に配慮した非常に慎重な栽培管理を行い、肥料には有機由来のものを使用しています。
ブドウ害虫であるブドウの房を食害する蛾類(ハマキガ類)に対しては、環境に配慮した生物学的な防除を行い、殺虫剤の使用を避けています。
一部の区画では草生栽培を行い、水分供給をより適切にコントロールしています。
剪定はダブル・ギヨー方式で行い、芽かきに加えて、成熟を均一にするためのさまざまな「グリーン・ワーク(夏季剪定・枝葉管理)」を手作業で丁寧に実施しています。
精緻なワイン醸造
ブドウの果実を傷めず、その完全性を保つため、収穫はすべて手摘みで行われます。
各区画のブドウは別々に醸造され、温度管理可能な醸造タンクを使用。
果皮などの固形物が形成する「果帽」から、タンニンを穏やかかつ均一に抽出することを重視しています。
2014年からは、シャトー・ドーザックの要望を受けてセギン・モローが製造した、透明な二重板構造を持つ木製発酵槽を導入。
醸造をさらに精密にコントロールできるようになりました。
また、ポンピングによってワインに過度な負荷をかけることを避けるため、ルモンタージュの方法そのものを見直し、より最適なマセレーションを実現しています。
樽についても、シャトー・ドーザックは毎年、樽製造会社(トネリエ)とともに使用する木材を厳格に選定しています。
ワインはきめ細かなフレンチオーク樽で12~18か月熟成され、樽には弱いトースト(弱めの火入れ)を施します。新樽比率は約60%。果実本来の魅力をできる限り保ちながら、各ヴィンテージの個性を表現した「ヴィンテージ・ワイン」を生み出すことを目指しています。
醸造コンサルタントには、世界的に高い評価を受ける醸造家エリック・ボワスノ氏を迎え、収穫やアッサンブラージュの際に助言・指導を受けています。
また、シャトー・ドーザックは、1855年の格付けグラン・クリュとして初めて、100%ヴィーガン・ワインの製造を掲げたシャトーです。
2016年以降、従来の清澄工程で使用されていた卵白の代わりに、植物由来のタンパク質を使用することで、ヴィーガン対応のワイン造りを実現しています。
このワインは
テロワールを表現するシャトー・ドーザック
深い砂礫土壌(グラーヴ)のテロワールを表現することを重視し、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体とするシャトー・ドーザック。
グラスに注ぐと、非常に複雑で魅力的な香りが広がり、空気に触れることでその表情をゆっくりと開いていきます。
口に含むと、豊かなタンニンと多彩な果実味、そしてそれらを包み込むしなやかさが絶妙なバランスを形成しています。
長期熟成に適した偉大なワインの典型ともいえる、優れた調和を備えています。
カベルネ・ソーヴィニヨンは、複雑性、エレガンス、ミネラル感をもたらし、そこにメルローが加わることで、丸みとシルキーな質感が生まれます。
常に深みのある色調を持ち、果実、花、スパイスの香りが織り重なり、複雑で豊かな果肉感とともに、テイスティングの感動を引き出すタンニンが感じられます。
基本情報
生産面積:42ヘクタール
土壌:深い砂礫土壌を持つ小高い丘陵地(グラーヴ)
台木:101-14、リパリア・グロワール、3309
肥料:有機肥料
植樹密度:1ヘクタールあたり10,000本
平均樹齢:35~40年
品種構成:カベルネ・ソーヴィニヨン 69%、メルロー 29%、プティ・ヴェルド 2%
剪定方法:ダブル・ギヨー方式+芽かき
収穫:小型の収穫カゴを使用した手摘み。除梗前と除梗後の2段階で選果台による厳格な選別を行います。
醸造:醸造施設には重力を利用したグラヴィティ・フロー方式を採用し、ブドウを醸造タンクへ丁寧に移送します。
発酵:透明な側板を備えた木製発酵槽を使用。この発酵槽の導入によってルモンタージュの方法を見直し、ワインをポンプで移送することなく、より効率的で精密なマセレーションを行えるようになっています。
発酵温度:28℃。
マロラクティック発酵:実施
清澄:必要に応じて植物由来のタンパク質を使用。2016年から、100%ヴィーガン認証ワインを生産しています。
熟成:フレンチオーク樽100%で15~18か月熟成。新樽比率はヴィンテージによって60~70%。熟成中のワインはテイスティングによって状態を確認しながら、必要に応じて澱引きを行います。
テイスティング
深みのある濃いガーネットレッド。
グラスから立ち上がるのは、ブラックベリーやカシス、プラム、チェリーといった熟度の高い黒系・赤系果実の濃密なアロマ。
そこに樽由来のバニラ、オーク、タバコ、煙、ダークチョコレートのニュアンスが重なり、非常に豊かで奥行きのある香りを形成しています。
アタックはやや力強く、豊かな果実味が口いっぱいに広がる。
ブラックベリーやカシス、プラムを思わせる濃密な果実味を中心に、まろやかな酸が全体を柔らかく支えています。
タンニンはしっかりと存在しながらも、豊かな果実味とクリーミーな質感によって包み込まれ、飲み口には丸みと滑らかさが感じられます。
飲んだ日:2025-02-12
飲んだ場所:WineMarketParty
価格:7,900円
インポーター:エノテカ